Rise Of The Guardians(略称:ROTG)は、アメリカ合衆国のドリームワークスが作成し、パラマウント映画により2012年11月21日に公開された3DCGアニメ映画である。
この映画はDVD版における正式な邦題を「ガーディアンズ 伝説の勇者たち」としている。当初使用されており、pixivのタグとして使用される「不思議の国のガーディアン」と異なるため注意が必要である。
作品に関して
この作品はウィリアム・ジョイス氏の絵本を原作としており、映画の内容としては、
「天候を操る能力を持つ妖精、ジャックフロストはサンタクロースのノースに呼び出される。彼は子供たちの信じる力を元として平和を守るガーディアンズの一員として活躍している。彼は悪い妖精であるブギーマンのピッチにより世界の平和が脅かされていること、フロストの力が必要とされることを告げる。フロストは戸惑いながらも眠りの妖精サンドマンのサンディ・ダンディ・マン、歯の妖精トゥースなどとともに過ごす」という話であろうと推測される。
登場人物
- ジャックフロスト
月夜に生を受けた氷の操り手。身の丈を超える長さの杖を携え、風に乗って空を飛ぶ身軽な少年。ガーディアンの助っ人として指名され、ブギーマンと戦う中で、300年も求め続けた「自分が生まれた意味」に近づくきっかけを得る。
- ノース
白い髭を蓄えた北極暮らしの大男で、世に言う「サンタクロース」その人。ブギーマンの暗躍をいち早く察知し、ガーディアンに招集をかける。ロシア訛りで快活に喋り、瞳に映るものすべてに輝きを見出す。両手に剣を持って戦うかなり異色のサンタ。
- イースターバニー
欧米ではクリスマスと並ぶ祭事、イースター(復活祭)を司るウサギ。オーストラリアに巣穴を構え、地上ならどこへでも穴を開けて出入りできる。武器はブーメランの二刀流。ジャックフロストとは過去に因縁があり、反りが合わない。
- サンドマン
夢の運び手で、愛称は「サンディ」。金色に輝く砂粒を自在に操り、眠っている子ども達に素敵な夢を届けている。非常に無口だが表情豊かで、意思表示にも砂を使う。ブギーマンにとっては天敵とも言える存在だが……
- トゥース
抜けた乳歯を集め、代わりにコインを残していく歯の妖精。以前は自ら歯を集めていたが、今は本拠地である「歯の城」で世界中の妖精たち(ベビートゥース)を指揮している。きれいな歯が大好きで、ジャックフロストの歯の白さにも興味津々。
- ブギーマン
かつて暗黒時代に力を振るった恐怖の化身。希望の象徴であるガーディアン達の台頭によって、文字通り日陰に追いやられ、今では誰にも信じられなくなっている。自身の存在を世界中に知らしめ、恐怖がはびこる暗黒時代の再来を目論んでいる。黒い砂で子どもの夢に入り込み、悪夢を蔓延させることでガーディアンの力となる希望の灯を奪っていく。
日本における扱い
この作品は日本において不遇に扱われている。例を挙げると
- 日本においては劇場公開がされなかった。
- さらに日本語版の映画の公式サイトすら存在しない。
- DVDが発売されたが、タイトルが変更され、他国では発売されたBDが出ていない。
- wikipediaの項目ではストーリーがまったく記述されていない。
等、ほとんど嫌がらせの類である。