概要
月の光が照らす凍った湖から生まれた、少年の姿をした霜(frost)を操る妖精。
風を吹かせてあちこちを飛び回り、気の向くままに雪を降らせてはしばしば「雪休み」を引き起こしている。誕生日は。
名前も存在もマイナーなせいで人の目には映らず、自分が生まれた理由を探し求めて思いつく限りのことを試みてきたようだが、納得できる結論は出ていない。
ブギーマンの暗躍に対抗するため集った「ガーディアン」達の助っ人役として月の指名を受け、戸惑いながらも有名な妖精たちと行動を共にする。トゥースフェアリーが集めた歯に記憶が宿っていることを知り、ブギーマンによって奪われた歯を取り戻すべく、ジャックは子ども達を苦しめる悪夢との戦いに臨むのだが・・・
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不思議の国のガーディアン RiseOfTheGuardians ジャックフロスト
※以下ネタバレ
300年ほど前、小さな村に家族と暮らしていた、ジャクソン・オーバーランドという名の陽気な少年のいわば生まれ変わり。子ども達の兄貴分のような存在だったらしく、よく小さい子をからかいながらも慕われていたようだ。
ある日、凍った池に妹(エマ・オーバーランド)を連れてスケート遊びに出かけたところ、妹の足元の氷にひびが入り、互いに動けなくなってしまう。そんな状況でもジャックは「楽しいことを考えよう」と妹を励まし、落ちていた棒を使って彼女を安全な場所まで滑らせる。
直後、ジャックの足元の氷が割れ、彼は冷たい水の中に沈み込んでいった。
そこで記憶の途切れたジャックは、暗闇から氷を破って生まれ出で、ジャックフロストという名前と霜を降ろす力を授かった。妹を助けるときに使った棒は、ジャックの力を媒介する杖となって彼を支えることになる。
そして、記憶が戻ったジャックはかつてのファミリーネームをミドルネームとし、自身を「ジャクソン・オーバーランド・フロスト」と称しているらしい。(ちなみにこちらのフルネームが公開されたのはToothiana Queen of the Tooth Fairy Armies という原作小説。)