日本国有鉄道が開発した直流近郊型電車。各地に配置されている80系を置き換えるために1962年に投入した国鉄初の3ドアの近郊形電車である。
設計は153系を3ドアにセミクロスシートにした車両であった。
しかし、試作的な位置づけであったため電動車の製造は1年限りで終了し、113系の製造に移行した。
しかし、制御車はクハ111として113系の製造が終了するまで製造は続いた。
製造後は東海道本線、横須賀線、阪和線等で活躍したが、少数派のために運用から徐々に外れるようになったが、予讃線、土讃線一部電化に備えて国鉄民営化直前に四国入りし、民営化後もJR四国所属として2001年春まで活躍した。