概要
映画評論家の水野晴郎氏(故人、2008年逝去)による映画・舞台演劇作品シリーズ。
シリーズの各作品は満州行きの列車「シベリア超特急」の車内で起きた殺人事件を"マレーの虎"こと山下奉文(演:水野晴郎)が列車内で解決する探偵物(「安楽椅子探偵」と呼ばれる部類の探偵作品)となっている。
商業作品というより氏の映画への情熱が生み出した大規模な自主制作作品の形のため、作中の演技や構図に様々な映画のオマージュがちりばめられており、一見するとNGシーンのように見える描写が各所にあることや、どうしても予算の制約がきつくなるため大道具が安っぽく見えてしまうなど俗にいうB級映画となっている。が、B級作品ゆえ某アニメーションの様に濃いファンがいることも事実であり、また単なる大規模な自主制作作品ではなく、様々な映画と映画監督への敬意や反戦のメッセージも込められている。
pixiv内ではメイン画像以外は氏の追悼イラストかネタイラストが投稿されている。