概要
大気中に可燃性の粉塵が大量に舞っている時に、着火することによっておこる爆発。
漫画などでは屋根のないような開けた場所でもドカーンと大爆発が起こったりするが、本当に恐ろしいのは密閉された空間で起こる場合であり、爆発の反響により威力は倍増する。
実際粉塵爆発が起きるのは、視界がゼロ同然なくらい粉塵が舞っている場合であることが多い。
メカニズム
空気中に一定のバランスで酸素・可燃性の粉塵が存在する状態で、それが着火地点から凄まじい勢いで燃え広がり、空気が膨張して爆発を起こす。
そのため、十分な酸素と視界が霞むほどの粉塵が必要。
さらに、粉塵が少ないと燃焼の伝播が途切れてしまい、逆に多過ぎると酸素不足で不完全になる。そのほか「湿度」も重要な要素であり、多湿な空間では粉塵が湿気てしまい、燃焼力が落ちて不発に終わってしまう。
このように、そのド派手さや手軽さとは裏腹に、非常に繊細な現象でもある。
最後に……
間違っても試そうとしないように!!
たいへん危険な上に、近隣にも迷惑がかかります!!!
安易な好奇心で試すと、命や社会的信用にかかわるので、絶対にまねしないように!!!!