旧日本海軍の青葉型重巡洋艦1番艦。艦名は福井県高浜町に所在する青葉山に由来する。
太平洋戦争では珊瑚海海戦、第一次ソロモン海戦、レイテ沖海戦などに参加。
1942年11月のサボ島沖海戦で大破。このときの「ワレアオバ」は有名。
翌年修理を終えるも、4月3日にソロモン諸島沖にて空襲にて再度大破。
1944年10月にルソン島西方で米潜水艦の雷撃を受け三度大破。応急修理後かろうじて呉に帰港できたが、損傷がひどく、修理の見込みが立たないため放置されていた。
1945年3月にアメリカ軍による爆撃が開始されると、青葉も防空砲台として奮戦した。しかし、7月24日に命中弾1至近弾1、28日に命中弾4を受けて艦尾はほぼ切断。艦内が海水で満水となり、着底した。
結局そのままの状態で終戦を迎え、1946年11月より播磨造船の手により解体された。
何度大破しても舞い戻ってくることから、「ソロモンの狼」の異名を付けられた。
1942年2月には海軍従軍作家海野十三が乗艦し、将兵の生活を従軍記にまとめている。