病院船とは、医師や診療・入院施設を持ち、病院の機能を持たせた船のこと。
維持コストが高いため平時に使われることはまずなく、戦時や大規模災害時など大量に傷病者が出た時、現場に医療施設を持ちこむために使われる。
しかし、人道目的から、攻撃されることは国際法で禁止されている。ただしそのためには所定の標章(舷側の赤十字マークなど)を付け、軍事任務に使用せず、相手国に通知を行うなどが必要である。
他にも、日露戦争で使用された博愛丸は、払い下げられたのち蟹工船となり、内部でのリンチや過重労働が問題となって「博愛丸事件」と呼ばれた。プロレタリア小説『蟹工船』のモデルである。