概要
古龍種の1種で、「炎妃龍」と呼ばれる。
古龍種の例に漏れず、生態はあまり解明されていないが、テオ・テスカトルの雌性であることは判明している。
テオと同様に戦闘時に炎のベールをまとい、突進・ネコパンチ・火炎ブレス・粉塵爆発を用いて攻撃してくる。
テオとは違い、突進前に予備動作を行うため、対処がしやすい(ただし、MHP2まではテオと同様、一切予備動作がなかった)。また別の相違点としてクシャルダオラのように、対空しながらブレス攻撃をしかけてくる(厳密には、使用頻度が圧倒的に低いだけで、テオも使用可能。MH4では使用頻度が上がっており、目にする機会は多い)。
『モンスターハンター2(dos)』(MH2)から『モンスターハンターポータブル 2nd G』(MHP2G)までの各作品に登場するが、モノブロスと同様に「村長クエスト」(一人用クエスト)が存在しないMHF以外は「村長クエスト」にしか討伐クエストが存在しない。
残念ながらMH4には未登場で、夫婦揃っての復活は叶わなかった。ただし、竜人問屋を介して素材を入手することはでき、防具や武器の一部を作成することはできる。
武具
武器は火属性を纏うことが多いが、龍属性を纏うこともある。
防具はエンプレスシリーズと呼ばれ、テオ・テスカトルのカイザーシリーズと比較すると防御よりの性能がつく。
専用BGM
専用BGMは夫のテオ・テスカトルと同じ、「炎国の王妃」である。初期の剛種は別のBGM(塔の汎用BGM)が流れていた。
余談
- 雌であるとされることや、名前が「ナナ」と可愛らしい響きであるためなのか、リオレイアと並んで擬人化の題材にされやすいモンスターでもある。別名が「炎妃龍」であるためなのか、御淑やかで気品溢れる姿に描かれていることが多いのも特徴。
- ちなみに、ゲーム中でもナナを嫁にしたいとのたまう男が登場する。
- 名前の由来はアステカ神話の卑しき神「ナナウツィン」+夜の神「テスカトリポカ」から。
- ライオンのように見えて、本当のモチーフはジャガーである。
- MHFには剛種個体が存在し、勿論一人専用だが一人用だからぬるい...なんてことはなくHPが低いこと以外は、他の剛種とほぼ変わらない攻撃力に加え怒り時にキリンと同じ倍率で行動速度が上がるという鬼畜仕様となっている。一人用だからとたかをくくって挑戦し返り討ちにされたハンターも多いのではないのだろか。