概要が書かれたのも全部紘汰さんのせいだ…。
黒ミッチと化した仮面ライダー龍玄こと呉島光実が事あるごとに原因は全て葛葉紘汰にあると考えることから生まれたジョークである。
???「これも全て葛葉紘汰って奴の仕業なんだ」
???「なんだって!それは本当かい!?」
あなたにもう由来を書く資格なんてない!
兄・呉島貴虎からヘルヘイムの森の侵蝕について聞かされた光実は、それまでの兄の冷徹な行動が全て人類を救うための止むを得ない行為だったことを理解し、人類を救うために兄に協力することとなる。
これによって光実は仲間であるチーム鎧武のメンバー達をユグドラシル側のスパイとして監視するという立場になってしまう。しかし、これは「紘汰さんや舞さんと過ごす時間を守るためならどんな手も辞さない」、「この幸せが守れるなら僕はどんな裏切りだってできる」という決意の元での行動であったため光実自身後悔はしていなかった。そして、紘汰のことを自分にとっての大切な人だと思っているが故に様々な策を使って彼を戦いから遠ざけようとした。
しかし、何度策を弄しても自分の思い通りに動いてくれない紘汰に対して光実は次第に苛立ちを覚えていくようになる。そして26話で紘汰が舞にチーム鎧武のリーダーである裕也の末路を話してしまったことを知ってついに怒りが爆発し、「紘汰さん、全部あなたのせいだ!もう何もかも滅茶苦茶だ!」と言い放ち、ついに光実は心の底で完全に紘汰と反目。邪魔者として紘汰を排除しようとするようになる。
これ以来、光実は何かにつけては全て紘汰に原因があると考えるようになり、貴虎が紘汰と和解して新たな可能性を見出し始めた事に対しても「全部紘汰さんのせいだ。紘汰さんに関わるとみんなおかしくなってしまう」と心の底で呟いていた。誰がどう見ても明らかにおかしくなってるのは光実の方である。
しまいには35話でついに本性を現し、「希望っていうのはタチの悪い病気だ。それも人に伝染する。紘汰さん、あなたはね、そうやって病原菌を撒き散らしているんですよ!」と、少し前までは尊敬する人物だった紘汰を病原菌と罵った。
用法に関わるとみんなおかしくなってしまう…。
「乾巧って奴の仕業なんだ」や「おのれディケイド!」と同じように何かあったら全てそれを他人のせいにする言葉として使用される。
ただし、実際にはこの二つとは微妙に意味が異なる。「乾巧って奴の仕業なんだ」は草加雅人が木場勇治と乾巧を仲違いさせるために木場に吹き込んだ嘘であるのに対して、光実は本気で全部紘汰のせいと考えている。また、草加のように誰かに入れ知恵をするような行為は行なっていない。「おのれディケイド!」は鳴滝が自分の自業自得で起こった出来事を全てディケイドのせいにするというものだが、光実は別に自分の自業自得で起こった出来事を紘汰のせいにしたわけではない。