データ
「ソロモン海のようには行かないよ、っと!」
解説
2014年5月23日のアップデートで実装された龍驤の新形態。
運営からの事前の報告である重巡洋艦娘の改装を予測できた提督は多かったなかで、まさかの改二への昇進を果たし、多くの提督の度肝を抜いた。
デザインは大きく様変わりした部分は少なく、強いて挙げるならばポーズが若干アグレッシブになったり、ハイソックスが白から黒になった、飛行甲板巻物の甲板の外面が金色になった、「勅令」の火の玉の色が青色からオレンジ色に変わった、首元の勾玉は三つに増えて代わりに首から下げてた龍の宝珠が巻物の方に付く様になったことだろうか。
え? 本人期待の胸部装甲?
……泣くな、うん、だから泣くな。
なおくーろくろ氏がTwitterでいくつか説明しているが、腰のケーブルが伸びた艤装をはじめとしてディテールにはだいぶ手が加えられている。
なお、現状では同一艦種のまま改造される毎にグラフィックが変化する艦娘は龍驤が初だったりする。
(ちとちよ姉妹やハイパーズは艦種が変わることに加えて、改・改二ともに新規描き下ろしである龍驤とは異なり通常時グラフィックは既存絵の差分である)
見方によっては、けっこうなVIP待遇かも……。
性能
燃弾費は弾薬費が5だけ上がった以外は据え置きと、軽空母の鑑といえる低燃費。
運も微妙にだが、15まで上昇した。
提督たちの愛が試される。
注目すべきは艦載数で43から55(これはちとちよ改二より4機少ないだけ)と12機も増加し、スロットの搭載数の振り分けも「9/24/5/5」から「18/28/6/3」へと変更された。
相変わらず第二スロットに集中しているが、改の「第二スロットは軽空母中最大で、その他は一桁」という一点特化型のピーキーなセッティングに比べれば、若干マイルドな性能になった。また、第四スロットは5から3に減らされたため、偵察機や副砲を積むのに迷わなくて良い。
特に第二スロットは二航戦の最大スロット27をわずかに上回っている。
この第一・第二スロットにともに烈風を搭載した場合、制空値は94と正規空母に迫る数値となる。
本来制空確保が苦手気味な軽空母の中にあって、正規空母とほとんど変わらない芸当ができる稀有な空母である。
なお、同じく改二軽空母であるちとちよに同じこと(数の多いスロット2つに烈風搭載)をさせると制空値は88となり龍驤が上回るほか、火力でも軽空母中最高値、五航戦以上の数値を誇るため、「最低限の艦爆を搭載してボーキサイト消費を抑えつつ、制空確保と高火力の砲戦を行う」という、空母系の人気戦術の一つについては他の空母よりも扱いやすい性質を備えているといえる。
全体的なステータスこそちとちよ姉妹の改二に劣っているものの、改修最大時の火力40で軽空母トップどころか、二航戦、五航戦の火力39を超える。素の火力が正規空母並みになったことで、副砲を積んでの砲戦能力は空母系でも有数のものとなった。
また初期装備として「零式艦戦62型(爆戦)」と「二式艦上偵察機」という、ホロレベルのレア装備を2つも引っ提げて来てくれる。
前者は大鳳初期装備、後者は蒼龍改二初期装備であり、いずれも非常なレア艦ないし非常な高レベルを要する難物。
特に昨今の『艦これ』は「制空権争い」と「索敵」に重点が置かれる動きが目立ってきたため、爆撃機でありながら対空能力がある62型(爆戦)と、新型の偵察機の装備は、図鑑の補完と戦力強化の両面で嬉しいかもしれない。
関連イラスト
あと、独特なポージングからこんなネタもちらほらと……