CV:鈴木れい子
概要
第27駅より登場した新幹部。マイクを思わせる網目模様の帽子をかぶるふくよかな老婦人の姿をしている。
シャドーラインの最古参幹部でありネロ男爵やナイル伯爵より高位の侯爵の地位を持つ。かつてはゼットの乳母をしていたこともあり彼に対してべったりであるが、一方で彼の闇が弱いことを歯に衣着せず指摘するなど、御意見番の役割も果たしている。
ゼットを抱きしめてそのまま地面に倒れたり、ソファにてゼットの隣に座り寄りかかるなどべったり具合は尋常ではないが、体格が体格なのでゼットには「･･･重い。」と嫌がられている。
初登場の際に腕試しとばかりに杖でゼットに連撃を仕掛けるなど、皇帝相手とは思えない態度が目立つがゼット曰く「お前が無礼じゃなかったことはねえ」とのこと。
現在はシャドータウンの統括責任者を任されており、配下のシャドー怪人と提携して管理を行っていたが、28話においてシャドーラインの弱体化を憂い、キャッスルターミナルに移り、戦線メンバーに加わる。
ネロ男爵からは一目置かれている一方、ノア夫人からは影で「うるさい古狸のおばば」呼ばわりされ、目の上のたんこぶの様に思われている。
余談
モルクはスウェーデン語で「暗い」等の意味を持つ。
演じる鈴木氏は、クライナーのアナウンスの声も担当している。と言うか、モルク侯爵がわざわざアナウンスを吹き込んでいたのかもしれない。想像するとちょっとシュールである。
また、鈴木氏は同時期に放送されていたジョジョの奇妙な冒険でエンヤ婆を演じており、立ち位置や雰囲気も似たものとなっている。また初登場の第27駅では配下の「ビショップ」役にエンヤ婆の息子であるJ・ガイルを演じた桐本琢也氏が出演し、「親子共演」と一部ファンの間で話題になった。
スーパー戦隊において爵位持ちの怪人は男性が殆どで彼女のような女性怪人は珍しいが、実際の貴族の歴史上では、女性も爵位を持つ事ができる。
