あらすじ
話は前作『危険なふたり!超戦士はねむれない』の続き。
時系列的には魔人ブウ編導入の天下一武道会終了後だが、本編とはまったく絡まない。
ある日、ミスター・サタンは、いとこのジャガー・バッダ男爵の邸宅へ誘われる。お抱えの遺伝子工学者たちに作らせたバイオ戦士たちの強さを見せつけるため、サタンに戦ってほしいというのだ。天下一武道会の賞金の催促(恫喝)にやってきていた18号と、たまたまその場に居合わせた孫悟天とトランクスもサタンについていく。
そこで悟天とトランクスは、たくさんのバイオ戦士の中に、あの死んだはずのブロリー(バイオブロリー)がカプセルに入っているのを目にしてしまう。なんと地球に残っていた宇宙船から血液を採取し、ブロリーを復活させようとしていたのだった。完全復活を阻止すべくカプセルを破壊しようとする二人だが、それに気づいたバイオブロリー自ら培養液から飛び出し、大暴れする。
ちなみに
- 孫悟空・クリリン以外のZ戦士が出てこない珍しい作品。魅力的な敵がいないせいか、人気もあまりない。
- この映画では珍しく、悟空以外のキャラクターが敵を倒す。しかも力づくで倒さず、頭を使って。
- クリリンは、ブロリー映画3部作全部でブロリーと最前線で絡んだ唯一のキャラクター。
- 『神と神』が公開されるまでは18号が登場する唯一無二の映画作品だった。
後日談
あの世で孫悟空とパイクーハンが地獄で暴れているブロリーを退治しにいくところで、この映画は終わっている。
続編が作られる予定だったらしいが、次作『復活のフュージョン!!悟空とベジータ』では、地獄を舞台に倒される相手はジャネンバに変更されている。
20年の時を経て、2014年秋、ゲーム「ドラゴンボールヒーローズ」でブロリーVS悟空パイクーハンの戦いが実現することが決まった。今後の動向に期待したい。