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アンダースローの編集履歴

2014-11-21 16:32:04 バージョン

アンダースロー

あんだーすろー

アンダースローとは、野球における投手の投球方法のひとつ。下手投げ、サブマリン投法ともいう。

特徴


アンダースロー」という名の通り、下方から投球する投球方法である。


投手の腕からボールが放たれる際、投手は直立した状態から急激に体の重心を下降させ、腕を水平を下回る角度にまで下げた後、腕をしならせてから投げる。打者からはボールがまるで下から上へ浮き上がったように見える。


長所


前述の通り、低所から放たれたボールは浮き上がるような軌道でキャッチャーミットにおさまるため、打者を幻惑しやすい。


アンダースローを忠実に再現したピッチングマシーンが非常に少ないため、対アンダースロー投手の対策を練るのが難しい。


短所


第一に球速が非常に遅い事が多い。普通の投球方法とは違い、低所から腕のしなりを加えた独特の投法であるため、速球を投げるのは至難の業である(ただし、スピードガンのない時代だが150kmは出ていたといわれる山田久志のような例外もいる)。


相手打者に四死球を与えてしまうことが多い。アンダースローの投手から放たれたボールは軌道が独特であるため、打者も避けることが出来ずに当たってしまう。


左打者に弱いとされている。(右投げの場合)左打ち打者の視点だとアンダースローはかなり弾が見やすいとされている。またシンカーもおっつけやすい。

その為最初は慣れなくて打ちづらいが、慣れてくると攻略されやすくなる。埼玉西武ライオンズ牧田和久投手が試合に登板する際は、露骨に左打者ばかりを並べられてしまう。


千葉ロッテマリーンズに所属するアンダースロー投手渡辺俊介は「世界一低い所から投球する投手」として有名だが、本人曰く「何度も地面に腕がかすったことがあります」と痛々しい経験を語ったことがある。


嘘のような本当の話


野球漫画「MAJOR」で、主人公茂野吾郎の実父本田茂治の頭にジョー・ギブソンの投球が直撃し、翌日急逝するという大変ショッキングなシーンがある。

これはフィクションに限った事ではなく、1920年8月16日、クリーブランド・インディアンスのレイ・チャップマンが、ニューヨーク・ヤンキースの下手投げ投手カール・メイズの投球を頭に受け、12時間後に死亡するという事例が現実に存在する。

(ただし、茂治の死因は死球を受けて昏倒した際に自分のバットで後頭部を強打した事による頭蓋内血腫である。)



主な日本のアンダースロー投手


現役

渡辺俊介(千葉ロッテマリーンズ)

牧田和久(埼玉西武ライオンズ)

山中浩史(福岡ソフトバンクホークス)

三浦翔太(福岡ソフトバンクホークス)


引退選手

杉浦忠

山田久志

上田次朗

松沼博久

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