力石徹
りきいしとおる
漫画作品「あしたのジョー」の登場人物で、主人公・矢吹丈の最大のライバルとして対をなす存在。
概要
あしたのジョーの登場人物。主人公である矢吹丈と少年院で運命的な出会いを果たし、永遠のライバルとなる。
元々はボクシングのウェルター級のプロ選手だったが、観客を殴ってしまったために特等少年院(架空の施設)に入れられていた。
ジョーとリング上で再戦するために、力石は10kg近く体重を絞るという無理な減量をする。
日本バンタム級8回戦、プロのリングでジョーとの対戦が実現。
その試合でジョーにKO勝ちした後、ジョーに握手を求められた力石はそれに応じようとして倒れ、それから間もなく息を引き取る。
死因はジョーの放ったテンプルへの一撃と、ダウンの際後頭部をロープに強打したことによる頭部へのダメージ。
よく誤解されるが、厳しい減量は直接の死因ではない(死期を早めた一因ではあるようだが)。
実は作画担当のちばてつやはボクシングの重量制に疎く、初めて力石を出した際に巨漢に書きすぎてしまった(ちばが「力石はあくまで少年院編のライバルなんだろう」と思い込んでいたこともある)ということがあり、それ故に無理にでも体重を合わせざるを得なかったとのこと。このことはトリビアの泉でも紹介された。
この悲劇は矢吹にその後長くつきまとった。
連載当時、実際に彼の葬儀が営まれた。