概要
『仮面ライダー鎧武』の劇場版『サッカー大決戦!黄金の果実争奪杯!』に登場。
仮面ライダー冠に変身する。
オーバーロードインベスに支配された沢芽市でインベスと戦っていた葛葉紘汰の前に突如として現れた左腕に腕輪を填め、ラピスラズリのネックレスを身に着けている謎の少年。
サッカーの事を何故か知らないようで、紘汰にサッカーについて尋ね、その「試合をただ楽しむだけで、たとえ試合に負けても命を取らなくても良い」というルールを知ってから、強い興味を抱く。
映画公開前にもTV本編の第37話にも登場しており、時空を歪め神出鬼没に姿を現したり相手の記憶を封印するなどとても人間業とも思えないような力を発揮できるようだが…?
以下映画のネタバレ及び仮面ライダー鎧武本編の核心に迫る重大なネタバレが含まれます‼
閲覧は自己責任でお願いします‼
その正体はフェムシンムの民=オーバーロードインベスの1人で本名はシャムビシェ。
夢を操る能力を持っており、それを応用することで、自身や対象の見たり聞いたりした体験を元に夢の世界を作り出す事が出来る。
(おそらく)ロシュオにより進化させられたフェムシンムの民の以前の姿を保っている稀有の存在と推測される人物であり、かつて彼らの一族のとある科学者が生み出した人造生命体・コウガネの暗躍でフェムシンムの民同士が殺し合う姿を観た彼は心を痛め、元凶であるコウガネを倒すべく自身の能力で彼を夢の世界に閉じ込め、自らが楔となり封印することに成功。しかし事態は既に手遅れになっており、フェムシンムの民は「自らを選ばれた存在と驕り昂ぶったフェムシンム達の殺し合い」の末、彼らは滅びの運命をたどってしまう事になってしまった。
その為、ロシュオと同じく人間に対しては懐疑的な思考を持っていたが、紘汰と出会い、初めて殺し合いをしないで誰もが楽しく過ごせる戦い・サッカーの存在を知ってから強い興味を抱くと共にそんな世界を望むようになる。そして自身の能力を使い夢の沢芽市を創造、そこに沢芽市の住人やアーマードライダーの適合者たちを誘う事で平和な世界を実現しようと活動。、また、そんな戦い方を自分に教えてくれた紘汰に対しても心を開き、友情を育んでいった。
しかし同じくある人物がいらん事をした結果、彼と共に復活を遂げていたコウガネも自身を完全な存在へと昇華する為、その世界で暗躍しており、本来殺し合いとは無関係のはずの世界でも大規模な戦いが起こってしまう。
歪んでいく理想の世界を前に絶望に打ちひしがれ、一度は人類もフェムシンムと同じ争うだけの種族と結論付けてしまうが、どんなに自分が傷つこうとも人を護ろうとする紘汰の一途なその姿や舞の言葉に心を打たれ、彼らを助けるため行動を開始。
そんな彼の行動を認めたサガラから銀のリンゴロックシードを授かり、仮面ライダー冠へと変身、紘汰たちと共に遂に全ての元凶(の1人?)であるコウガネを滅ぼすことに成功する。
しかし彼の肉体はとうの昔に滅んでおり、コウガネを滅ぼすと共に力を使い果たした彼は、最後は自身の心と夢を救ってくれた紘汰に感謝と別れの言葉を投げかけて消滅した。
余談
恐らく名前の由来は紺碧。
オーバーロードインベスとしての姿ではなく人類と同じような姿で現れたのは、ロシュオに改造された肉体を失い、精神だけの状態だったとも考えられる。
そしてオーバーロード名の由来と劇中での模様からTV本編で登場していなかった紘汰と対になるオーバーロードであると考えられる。