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RPGツクール

あーるぴーじーつくーる

エンターブレインから発売されているゲーム製作ツールソフト「ツクール」シリーズの一つ。

概要

RPGツクールとは、フィールド型RPGを作成できるソフト。

ツクールシリーズ中で最も多くの後継ソフトが作られ、発売されている。

プログラミングの知識を必要とせず、様々な命令・画像・音楽などの素材を利用する事で

簡単にゲームを製作することができるのがウリ。

PC版ツクールで製作したゲームは、ツクール本体を持っていないユーザーでも

RTPをインストールすればゲームを遊ぶことが可能。

エンターブレインが定めた規約の範囲内であれば、作品インターネット上で配布できる。

人気のRPGツクール

2014年現在では、PC版の「RPGツクール2000」と「RPGツクールVX」、「RPGツクールVXAce」を利用しているユーザーが多い。

「2000」はツールの扱いやすさにかけては近年のツクールの中でも群を抜いている。

一方「VX」はスクリプトを前提とした製作環境のためにハードルは高いものの、それらを活用する事で

従来のRPGツクールよりも更に製作の幅が広まる事から、ゲーム製作に慣れた上級者に好まれている。「VXAce」では「VX」でスクリプトを用いなければできなかった機能のうち、一部がデフォルトで搭載されている。

シリーズの歴史

これまでにRPGツクールは数多くのシリーズが様々な媒体で発売されてきたが、

RPGツクールの祖とも言えるのは1990年にMSX用ソフト「RPGコンストラクションツール Dante」である。

一方、家庭用ゲーム機では1995年に「RPGツクールSUPERDANTE」が

スーパーファミコンで発売され、以後パソコンと家庭用ゲーム機の双方でリリースされるようになる。

PC版と家庭用ゲーム機版の違い

PC版は総じて高価ではあるが、比較的製作の自由度が高い。反面、プレイするPCの性能やイベントの組み方によっては製作者の意図した通りにならない事もある

家庭用ゲーム機版は、PC版のように動作環境を気にする必要が無くとっつきやすい印象はあるが

一部シリーズを除き絵や音楽などの素材をユーザー側が作成できず

イベントキャラクターの数などにも強い制限がある。

その為PC版に比べてイマイチという評価がされることも多い。

ただし、際限の無い自由度の高さはツールの性能を持て余した末に挫折、ということにも

繋がりかねないため、一概に欠点とは言えないのかもしれない。

また、2010年に発売された「RPGツクールDS」はあまりのバグの多さから

2010年のクソゲーオブザイヤー携帯ゲーム機版で名前が挙がることになり

家庭用ゲーム機版ツクールの評判を更に傷つける結果になった。(結局ノミネートはされなかったが)

現在はPC版では「RPGツクールVXAce」、家庭用では「RPGツクールDS+」が最新作。どちらも2011年発売、尚且つ発売日が共に12月15日である。

pixivにおいて

RPGツクールを用いて作られたフリーゲームのイラストが多数投稿されている。

また、RPGツクールのデフォルト素材(RTP)のキャラクターのイラスト

RPGツクールシリーズで使用できる素材も投稿されている。

ツクールシリーズの近年の動き

人気のある作品に対してはサポートを惜しまない反面、人気のないシリーズや

年数経過によってサポートの必要がもうないと(メーカー側に)判断された

ソフトに対してはサポートを打ち切る事がある。

(例 RPGツクールDS・DS+のWi-Fiサービス全般など)

また、作品宣伝掲示板やクリエイターズリンク、デジファミ音楽堂、コンテストパークなどのインターネットを通じた提供サービスは2013年までに軒並み終了しており、メーカー公認のコンテンツは段々と閉じられている。

…と思われたが、最近では(主に2014年12月12日あたりから)ツクール開発部のTwitterアカウントが一転してお固い雰囲気を払拭、広く意見を受け付けており

寄せられたツイートの殆どはお気に入り登録されている。

この機に乗じて物申してみるのもいいかも知れない。

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