SilverSecond(シルヴァー・セカンド)のSmokingWOLF氏が制作した
フリーで在りながら、高機能のRPGコンストラクション・ソフト。
一般的な略称は、ウディタ。
収録された素材を組み合わせて、
在る程度オリジナルのキャラを作成可能な
「グラフィック合成器」も収録されている。
システム的にはRPGツクール(RPG Maker)・シリーズに近いが、
何と言っても、完全無料のフリー・ソフトなのが嬉しい所で、
起動時のネット認証等の制限も無いが、ダウンロード機能についてはDos攻撃対策として自動で数秒の待ち時間が入るくらいである。
セキュリティ的に問題のある機能は使えないように一部の機能はロックされている。
更に有料のプロ版もあるので上級者に嬉しい所で、
こちらはツクールより比較的にお手頃価格の5000円(開発費用の充填目的らしい)でBOOTHにて販売中。プロダクトキーによるネット認証機能が無い代わりに利用規約上ではエディター本体である実行ファイルの『EditorPro.exe』(ゲームの起動ファイルの格納しての作品配布はOK)を共有しない等の一定で利用者同士の共有範囲を一世帯(購入者とその家族)のみに定めている。ゲームの実行ファイルはフリー版と同じくプロ専用機能以外は『Game.exe』についてはプロとフリー版間での互換性を可能な限り持たせている。それと同時にUSBメモリー等の外部ストレージで持ち出しができるといった利便性もそのままである。プロ版では開発者の自身の専用機能(個人的な実験用)と称して非公開としていた機能がアンロックされる。
其の為、RPGツクール等を作り慣れた人は勿論、
資金的な余裕の無い学生さん等でも気軽に手にする事が可能。
完全無料のペイントツールのPixiaやGIMPにも同じ事が言えるが取り回しが良く、制御も容易
反面、全くの初心者にはシステムの複雑な感が否めないが、
公式サイトにはヘルプも充実しているので、
ソレを読みながら、じっくりと焦らずに制作すれば良い。一応プロ用のヘルプも商品の説明書で用意されているので困る事は希。
WEB上にはキャラクターやマップ等の各種グラフィック、
システムを強化するコモン・イヴェント等が配布されており、
ソレ等の素材を導入する事で、デフォルトとは違ったゲーム制作が可能。
其の辺りもRPGツクール・シリーズと似ており、
ドチラかと言えば、RPGツクールVXに近い。
理由は実行ファイル名も『Game.exe』になっているからと思われる。
また、ツクール・シリーズ同様にコンテストも開かれているので、
ソレ等のゲームをプレイする事で、自作品の参考にも。
エディターソフトのバージョンはじっくり更新されており、現在では『WOLF RPGエディター3』までアップデートされている。
プロ版の注意点
2022年(令和4年)11月21日からpixivのBOOTHにて販売されている有料のプロ版があるが、無料だった方とは追加の利用規約が存在するのでショップページで必ず読んでおくこと。また、ネット通信によるライセンス認証は不要でエディター本体を購入したユーザー自身が所有かつ直接ダウンロードしないで別のパソコン用にバックアップするためにUSBメモリーにコピーして作業を継続できるといったメリットがある分、その文字通り、二次配布すれば購入しなくても誰でも不正かつ利用が可能になってしまうことから購入者と家族の一世帯以外(同人サークル等含む)へのソフトの共有については徹底的な程にまで一切禁止されているので要するに、同人サークル内で共有したい場合は各自サークルメンバーのアカウントで購入しようとのこと。そして、万が一二次配布者が出てしまった場合、最悪の場合開発者の氏が挫折あるいはエディター自体の開発を取り止める可能性もあるを意味するものなので、書かれている規約は絶対に守りましょう。もしも規約上、本体の配布が禁止されているのにもかかわらず誰かが配布していてもダウンロードせずに開発者へそれについて報告しておくとよい。
要求スペックは従来の無料版よりやや高めと公表している。
コンテストでは公平性と技術的なセキュリティ関係のために『Game.exe』で応募できない(作品の受理は無効)制限があるので注意。(追加の規約より)
しかし、予算が少ない事を理由に同人サークルによっては嘘、つまりコンテスト以外なら虚偽で「プロ版のエディターは個別で購入しました。」を表記している可能性も少なくはないという事もあるので注意。
なお、コンテストでは審査の際に徹底的にここもチェックされるので、コンテスト以外の公開の場合がある事なので気をつけよう。
おそらく、これについてのエゴサは一応、管理者がしていると思われる。