概要
初登場はTV版第5~6話、第5の使徒として登場した。新劇場版では第6の使徒として
登場。
見た目は青い正八面体をしており「ホー…ホー…」と女性の声の様な音を一定間隔で発しながら浮遊移動する。
TV版では下部からドリルを伸ばす以外、殆ど変化や動作を見せない使徒だったが、劇場版では「四次元立体を三次元空間に投影した」というコンセプトに基づき、様々な形に変形し攻撃・防御を行う。
この強大なパワーゆえにエヴァンゲリオンでさえ接近戦を行えず、ポジトロンスナイパーライフルによる超長距離射撃を行う『ヤシマ作戦』は本作の山場の一つである。
攻撃方法
加粒子砲
強力な加粒子砲による攻撃を行う。最初は出撃直後のEVA初号機を中破させた。
最大出力では、山を半分吹き飛ばすほどの威力。
ボーリング・マシン
身体下部から、直径17.5Mの巨大ドリル・ブレードを伸ばし、穴を掘る。
ラミエルの最期
日本全国の電力を徴用して実施された、EVA初号機と零号機による超長距離からの陽電子砲(ポジトロン・スナイパー・ライフル)による狙撃(ヤシマ作戦)によりコアを破壊され、撃破される。
新劇場版では、初号機の陽電子砲による1回目の狙撃が命中するも、致命傷とはならず星型正二十面体のような形となって反撃するが、零号機の盾に阻まれ、2射目で殲滅される。
陽電子砲による攻撃を受けた際には大きなトゲを無数にもつ、ウニのような形(正確に言うと完全二十面体)となり、人の叫び声のような奇声を発する。
ヤシマ作戦による殲滅後は本体だけでなくジオフロントまで到達したドリル部も形象崩壊し、NERV本部に血の雨を降らせた。
その他
モデルは帰ってきたウルトラマンに登場する怪獣・プリズ魔。ラミエルの登場時の効果音は、プリズ魔と同じものである。
また、星のカービィ64では、ステージボスのピクスのデザインが同様の正八面体である他、ラミエルに酷似した雑魚敵「ラミ」が登場している。コピー能力は、ラミエルが「雷」を司る天使の為か、スパークである。
更にオンラインゲームコズミックブレイクに登場する大型の敵に似た形状の「フラクタリス」というのがいるが、こちらはビームの雨を降らしたり、雷を落したり、極太の即死レーザーで薙ぎ払ったり、終いにはプレイヤーから「ラピュタの雷」と呼ばれている下方向への超広範囲即死攻撃までするなど形もさることながらラミエルを意識した敵である。
スーパーロボット大戦シリーズではほぼヤシマ作戦再現用のイベントキャラとして登場し、まともに戦闘できるのは第3次スーパーロボット大戦αぐらいである(ほかにも戦闘できるのが数作あるが、ハマーン・カーン並みの壊れた能力値のため改造していないとほぼ勝てない)。