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ストレンジジャーニーの編集履歴

2010-09-21 01:35:55 バージョン

ストレンジジャーニー

人類よ。これ以上、何を望むのだ。


概要

正式タイトルは「真・女神転生 STRANGE JOURNEY」。2009年にアトラスより発売されたニンテンドーDS専用RPG。2004年発売の「真・女神転生Ⅲ-NOCTURNE マニアクス」から5年ぶりに発売された真・女神転生シリーズの作品。300体を越える登場悪魔やLAW・CHAOS両属性の抗争、セルフパロディなど既存の作品をリスペクトした内容と、際立って色濃いSF設定やニンテンドーDSの機能を駆使したマッピング、パスワードシステムなど新たな要素を大いに取り入れている。

発売日は10月8日で、当日大型台風が日本に上陸していたことは攻略本の帯でもネタにされた。2010年4月21日にはドラマCDが発売。

略称としては「SJ」などが用いられる。

あらすじ

21世紀初頭、地球が70億ほどの人間と数多くの社会問題を抱えた頃、あらゆる物を分子崩壊させながら巨大化する亜空間“シュバルツバース”によって人類は地球と共に消滅する危機に立たされた。

国連は対策機関を設立するが調査ままならず、遂に亜空間内部へ有人探索艦を送る「シュバルツバース調査隊」を承認・派遣する。各国の優秀な人材、最先端のテクノロジー支援の下で設立された人類の科学技術の集大成である調査隊は四台の次世代揚陸艦に乗ってシュバルツバースに旅立った。

想像を越えた存在達が待ち受ける世界への、人類最後の“奇妙な旅”に・・・


キャラクター

主要なキャラクター


主人公 CV:小山力也

一号艦「レッドスプライト号」に搭乗する日本出身の兵士。調査隊内の所属は灌漑活動や調査の保安を担う“起動班”。厳しい戦闘訓練と幹部教育中にみせた能力を買われ、国連から指名されて調査隊に抜擢されたというエリート。

先頭に立って調査を行い、隊の活路を切り拓く彼の姿は他の隊員から信頼を集めており、それゆえに調査隊の、ひいては地球の未来を左右する存在になっていく。


デフォルト名として公式HPのムービーとドラマCDで「タダノヒトナリ」、取扱説明書では「クズノハライドウ」がある。


ゴア隊長〔Gore〕 CV:玄田哲章

シュバルツバース調査隊の隊長を務める40代のアフリカ系男性。搭乗艦はレッドスプライト号。

某大国の将校であったが、豊富な実戦経験などの卓越した能力やリーダーシップが評価されて調査隊のトップに任命される。事実、シュバルツバース突入直後の異変にも動じず、悪魔に連れ去られた隊員の救助や周辺環境の調査などを指揮する。また部下思いな性格や隊員達から慕われる様子も描かれ、ヒメネス救助ミッションでは陣頭指揮をとり単身でオリアスを退ける活躍を見せる。しかし直後にオリアスの不意打ちを受けて致命傷を負い、主人公に後を託して息を引き取る。

だが、後に死したはずの彼が物語に大きな転換をもたらす。


ヒメネス〔Jimenez〕 CV:東地宏樹

二号艦「ブルージェット号」に搭乗するヒスパニック系のアメリカ人男性。所属は起動班。

従軍経験があり、報酬に引かれて志願して調査隊に入隊した。一兵卒からの叩き上げという肩書きにいつわりはなく高い戦闘力を備え、新規配属された隊員達に機動班を代表してデモニカスーツの説明を行っている。現実主義的な性格で任務遂行よりもシュバルツバースからの脱出を提案したり、悪魔召喚プログラムを生き残る為の術としてすんなり受け入れるなどの姿が見られる。

シュバルツバースの調査を通してバガブーと出会い共に過ごしたことで、次第に悪魔寄りの思想に傾いていく。


ゼレーニン〔Zelenin〕 CV:甲斐田裕子

三号艦「エルブス号」に搭乗するロシア出身の女性物学者。

シュバルツバース関連の知識が評価されて中尉待遇の科学調査士官として招聘され、物語の冒頭ではシュバルツバースの発生経緯を報告している。

突入時の異変でエルブス号が墜落した後、悪魔によって他の隊員と共にミトラス宮殿に拉致さる、そして、そこで行われた“実験”を目の当たりにしたことで悪魔に対する拒否反応を刷り込まれ、悪魔召喚プログラムに嫌悪を抱き、悪魔を受け入れる姿勢のヒメネスと度々衝突する。

ゆえに神の下僕として神の力で悪魔を駆逐することを説く大天使マンセマットに傾倒し、天使の側に近づいていく。


アーサー〔Arthur〕 CV:田中秀幸

「レッドスプライト号」の指令コマンドを務める疑似人格プログラム。

艦内のシステムと連動して状況把握を行い、作戦プランの立案とミッション発令を管理し他隊員のサポートをする。ゴア隊長亡き後は、隊員の集めた情報やフォルマからシュバルツバースの仕組みを分析し行動の指針を立てる。

調査の要となる存在で、感情に当たるものがない為常に冷静かつ合理的な判断が可能な高性能AIである。その冷静さゆえに、時に隊員達から不興を買ったり戸惑われることもある。

三賢人によって「回路の霊」と呼ばれたことがあるように、彼もまたシュバルツバースでの長い旅を通して次第に変化していく。


バガブー〔Bugaboo〕 CV:阪口大助

調査の最中に主人公とヒメネスが見つけた地霊族の悪魔で、組成に25%の異常値(25%が悪魔ではない)がある奇妙な存在。

他の悪魔に囚われ虐げられていたところをヒメネスに助けられ、惹かれあうように仲魔の契約を結ぶ。ヒメネスによく懐き、本来の鳴き声以外にたどたどしいながらも言葉を覚えたり、ヒメネスがデルファイナス奇症にかかった際は身を挺して悪魔や暴走した隊員から彼を守ったりするなど、召喚者と仲魔の垣根を越えた特別な関係になっていく。


一般に妖精に分類される存在でバグベア、ブッカブー、ボーグルの名で過去の女神転生作品にも登場している。


マンセマット〔Mastema〕

自身を忠実な神の下僕、力の御使いと名乗る謎の天使

表情を隠すマスク、全身を覆うケープ、黒い翼を備えた異形で、“神”の命を受けてシュバルツバースに降臨したと称する。霊的技芸に優れており、素手で結界を破ったり悪魔の嫌う神物を生み出す能力を持つ。

調査隊の前に度々現れては善なるもの同士の協力と言ってヒントや手助けを行うが、人間に対する不安を煽るような言葉を放つなど完全な味方とも言い切れない存在である。


謎の少女〔Strange Girl〕

青いドレスに山羊の髪飾りを着けた金髪の少女。

レッドスプライト号内部に突然現れ、主人公にのみ話しかける。人類のこと、悪魔のこと、そしてシュバルツバースのことを語るが、いずれも傍観者めいた立ち位置からの言葉である。

なお、US版では「Louisa Ferre」という名前で表記される。


シュバルツバース調査隊クルー


ウィリアムズ〔Williams〕 CV:牛田裕子

作戦班所属の女性クルーで、管制室に常駐している。冷静な性格で高い分析力を備え、動揺する他の隊員を制止する場面もある。

作中、悪魔召喚プログラムの解析に早い段階で着手しており、各クルーのデモニカを通して悪魔合体のチュートリアルを作成し主人公に教えてくれる。

他人との接触に対してシビアなところがあり、相互不可侵は破られる為に存在する言葉などと言い捨てる姿が見られる。


カトー〔Kato〕 CV:高橋剛

作戦班所属の男性クルーで、管制室に常駐している。作戦指揮以外にもレッドスプライト号の航法や装備の操作も担当している。

作戦班として調査の指針を立てる重要な役目についているが、過去に所属していた軍ではブレーンワーク中心だったことから、不測の事態に狼狽したりデルファイナス奇症に侵され殺し合うクルーを目の当たりにして動揺したりする姿が見られる。


アンソニー〔Anthony〕 CV:松原大典

機動班所属の男性クルー。

前線に立ってシュバルツバース内の各地に出動し調査隊の中で最も危険性の高い任務に就いている人物なのだが、女性悪魔に惚れ込んではことあるごとにEXミッションを通して主人公に伝言を依頼するという、ある意味作中で最も肝の据わった人物。

アンソニーのミッションに関わる悪魔はリャナンシー、モー・ショボー、ユキジョロウ、リリム、スクーグスロー、ゴモリーの六体なのだがとにかく女性悪魔からの受けが悪く、告白を目的とした四つのミッションでは手酷いコメントと共に真っ向から断られる。

一方でスクーグスローの正体を見た上で彼女を化け物扱いすることなく礼と謝罪の言葉を伝えようとし、ゴモリーから“純粋で無垢な意思”を感じると言われるなど光るものを持つ男である。

名前の元ネタは「Gears of War」のアンソニー・カーマイン。


アーヴィン〔Irvin〕 CV:平井啓二

レッドスプライト号に搭乗する資材班チーフ。語尾に「ぜよ」がつく土佐弁口調で、男気溢れる飄々とした性格。

作中、フォルマを素材にラボの物質合成装置を駆使して多くの装備品をクルーに提供する重要な役目を果たし、主人公に悪魔から救出されたことがあることから常に友好的な態度で接する。

フォルマと新装備開発に対する情熱は他の追随を許さず、主人公の持ってくる未知のフォルマを気配だけで察知したり、プレイレコードのアーヴィン・ウォルシュ勲章にて主人公へ賛辞を送ったりする。また仕事の後はコーヒーを飲んで余韻に浸るという一面もある。


チェン〔Chen〕

資材班所属の女性クルー。アーヴィンの助手としてフォルマ解析や開発に取り組み、新装備の解説や基礎知識の説明を行う。

当初は物質分析の科学者として調査隊に参加したことやラボの見習いということもあって弱気な一面を見せることもあったが、調査の進行と共に新たなセクターの環境や悪魔についての鋭い考察を披露するなどたくましさを見せるようになった。またアーヴィンの傍にいたことで彼に感化されたのか、オーカスバスター開発時に「ゾクゾクする」と発言したり、決戦直前に開発品には自分の魂が込められていると口にしたりした。


ミア〔Mia〕 CV:斎賀みつき

インフラ班所属の女性クルー。名前、グラフィック共に女性的なのだが一人称が「俺」、語尾が「だぜ」など口調が男らしい。

その口調や背の高さから豪胆な人物の様に思えるが、トイレに秘神カンバリが出た際に正体を判断しかねてうろたえたり、合同計画本部との交信に対して愚痴を吐いたりするなどネガティブな発言も目立つ。

だが後ろ向きというより最悪の事態を想定した発言に近く、ヒメネスやゼレーニンについて行く者が続出する中で最後まで艦内に踏みとどまる芯の強さを見せる人物でもある。


関連タグ

アトラス 女神転生 真・女神転生

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