概要
今日では埼京線ですっかり定着し、名前を聞かなくなった路線名であるが、2015年現在も同区間の法令上の正式名称は「赤羽線」である。
1885年に当時の日本鉄道が現在の山手線の源流とも言える路線を、品川-赤羽間で開業したのが始まりで、永らく山手線の支線扱いを受けていた。1972年に「赤羽線」として名称が独立。使用車両も山手線と同じウグイス色の103系電車で、後に埼京線になるまで使われ続けたので、赤羽線といえばこのイメージが強い。
1985年に東北新幹線上野開業に伴い、沿線住民への見返りで赤羽-大宮間に東北本線別線が作られ、赤羽から池袋まで乗り入れる「埼京線」が誕生。運行名称としての赤羽線はこの時点で使われなくなった。なお埼京線は案内上使われる名称であって、正式路線名ではなく、これは京浜東北線などと同様になる。
なお湘南新宿ラインとは赤羽線区間が完全に競合するが、赤羽-池袋間だけを比べれば、途中停車駅のある赤羽線(埼京線)経由の方が距離が短い分、ノンストップの新宿湘南ラインより若干早い。
使用車両
現在
205系(予備車)
東京臨海高速鉄道70-000形
過去(赤羽線制定以降)
関連タグ
京浜東北線 路線名として定着した、正式路線名ではない名称
片町線 JR西日本の路線。現在では「学研都市線」の名称がつかわれるが、現在も正式名称は「片町線」