風雲とは
本項では3について記述する。
駆逐艦「風雲」
旧日本海軍の駆逐艦の1隻、夕雲型の3番艦。1942年3月28日に竣工され、それと同時に、横須賀鎮守府海面防備部隊直率部隊に編入され、同日附で第十駆逐隊に編入された。後の4月15日に、秋雲も第十駆逐隊に編入され、定数4隻となった。ガダルカナル島の戦いや第二次ソロモン海戦にも参加した。
1943年、夕雲、巻雲とともにガダルカナル島からの撤退作戦(ケ号作戦)にも参戦していた。作戦終了後、風雲はパラオに回航され、第四十一師団をウェワクへ輸送する丙三号輸送作戦に従事し、3月には、ハンサへ第二十師団の将兵を輸送する輸送船団の護衛を行った。その後はラバウルを経てショートランドへ再進出し、コロンバンガラ島への輸送作戦に加わったが、4月3日にショートランドで触雷して損傷したため、輸送部隊から外された。4月28日に横須賀に帰投して修理が行われた。
7月に行われたキスカ島撤退作戦に途中反転の第一次作戦、成功した第二次作戦ともに収容駆逐隊として参加された。9月20日、第三水雷戦隊の指揮下に入り、コロンバンガラ島からの撤退作戦(セ号作戦)に参加した。
1944年に秋雲とともに横須賀を出港して翔鶴を瀬戸内海まで護衛し、2月5日に瑞鶴も護衛して洲本沖を出撃し、昭南に向かった。
その後、「ビアク島の戦い」に参戦し大和型戦艦と共に機動部隊を図っていたが、米潜水艦「ヘイク」の雷撃により沈没した。