富野節は、こう使うっ!!
富野由悠季監督は作品に登場するキャラクターに生々しい肉付けをすることで知られる。よって作中で交わされるキャラクター同士の会話も説明くさかったり芝居がかったモノではないのである。それこそ我々が日常的に使うような口調で喋っていると言っていい。
このため視聴者にとっては突拍子もない台詞がたびたび登場することになるのである。これは登場キャラクターが状況に応じたテンションとその場の勢いでしゃべっているためである。
このためともすれば説明が足りず話が見えてこない場合もあるが、妙な説得力にあふれた視聴者の耳に残る名言(迷言ともいう)が跋扈しているため、ファンからは親しみも込めてこれらを富野節と呼ばれるようになった。
登場人物たちは感情や思想をその場のテンションでしゃべっているため、会話のドッジボール状態になっていることも多く、そこがかえって視聴者の印象に残る場合もある。
使用例、提示しなさいよ!
・任せてください!・・・って言えるようになるまでには2~3年かかりますよ