「自分だけが上等な生き方をしていると思うなよ!」
概要
年齢 | 18歳 |
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身長 | 180 cm |
体重 | 62 kg |
CV | 平松広和 |
『重戦機エルガイム』の主人公。
コアムという田舎惑星から青雲の志を胸に抱いた親友ミラウー・キャオと一緒に飛び出したことから物語は始まる。
実はオルドナ・ポセイダルに滅ぼされたヤーマン族カモン王朝の王子。本名は「カモン・マイロード」。
ヤーマン族が滅ぼされた時、その後義父となるダバ・ハッサーに連れられて脱出し、ダバの姓を名乗ることとなる。
とはいえ彼自身にはカモン朝を再興しようという意志はなく、自らの名前はポセイダルに反旗を翻した反乱軍をまとめ上げるシンボルとして使っていた。
卓越したヘビーメタルの操縦士だが、それ以上に”戦士”として高い能力を持った青年である。
人物
巨大ロボットモノの主役としては珍しく英雄然とした度量とリーダーシップの持ち主である。
女性に対しては優柔不断(義妹で許嫁のクワサン・オリビーがいるためであるが)な一面もあるが、基本的に勇気と度胸に充ち満ちた青年であり、その頼もしさと優しさから反乱軍を牽引する存在となった。
独立心と義侠の魂の持ち主であり、ペンタゴナワールドを支配するアマンダラ・カマンダラにも公然と対峙したさいに放った「他人に自分の人生の枠を組まれて何が面白いものか!」と言う言葉にもそれが滲み出ている。
とはいえ、そんな彼も(彼だけではないが)ポセイダルの打倒に固執した結果、救出したオリビーを過剰に利用し、その精神に大きな負担をかけてしまう。その結果、ポセイダル打倒にこそ成功したものの、彼女の精神崩壊を引き起こしてしまった。
そのため、最終的にはアムやレッシィと別れ、オリビーと共にコアムに戻る道を選んだ。それはすなわち精神崩壊した義妹を一生介護し続ける過酷な人生である。
レッシィはそんなダバとオリビーの姿を見て「ポセイダルはヤーマンの血族者全てに対しての復讐を完成させた」と涙を流しながら語り、物語の幕が閉じるのである……。
(ただし富野監督は「一部を切り取れば悲劇に見えても、人生は長いのだからそのうち好転する事もある」といった趣旨の発言もしている)
名前について
「カモン王朝の王子、カモン・マイロード」と言う本名からも分かる通り、彼の名前は「マイロード」がファーストネームである。
「My Lord」、つまり「我が君」という意味であり、たとえ流浪の身に落ちても高貴さを忘れぬようにという願いを込めてつけられた名前であった。
が、その願いも虚しく、アニメ作中では一貫してファミリーネームの「ダバ」と呼ばれていた。
主な搭乗機体
関連タグ
ファイブスター物語:『重戦機エルガイム』のキャラクターデザインとメカニックデザインを担当した永野護が『エルガイム』の設定と世界観を再構成した漫画作品。ダバのデザインと設定は、若い頃のコーラス23世とラベル・ジューダ(コーラス26世)へとリファイン・流用されている。