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概要編集

物語の舞台であるペンタゴナ・ワールドの統治者。圧政を敷いているとされ、主人公一行は反乱軍としてこの人物の打倒を目指す形で物語が進行する。


ペンタゴナ・ワールドの一星、ガストガル星の王でありペンタゴ連合のトップに立つ人物。

ペンタゴナ最強クラスのヘッドライナーにして、ヘビーメタルの独自開発も行う極めて優秀な技術者であり科学者である。

既に老人のはずだがその姿に老いは見えず、銀色の長髪に右目が金、左目が青という特異な外見を持つ。(おそらく日本におけるヘテロクロミアキャラのはしりと言える存在であろう。)


物語の15年前にカモン王朝が治めるミズン星を武力制圧し(セカンド・セント・ウォー 第二次聖戦争)ペンタゴナを統一、ペンタゴ連合政権を発足させた。本編中のナレーションによるとポセイダルが天下統一を成し遂げられたのはそれまで戦争が度重なり各国家が疲弊していた隙を衝いたゆえらしく、直接的な描写は無いが聖戦争以前のペンタゴナは紛争が相次ぐ状態だったと思われる。それをポセイダルが統一したことで大規模な戦争は起きなくなったのだが、強権的に打ち立てられた新政権への反発に加え、官僚や軍部の規律の乱れ、それまでは無かった惑星間交易への課税(これには反政府勢力の惑星間の協調を阻み正規軍が対処しやすい状況にする狙いもある)、戦争により荒廃した地域の治安の悪さが改善されない等の理由から各地で反ポセイダル運動が起こり、長きにわたり続いている……。


「オルドナ・ポセイダル」に該当する人物編集

「オルドナ・ポセイダル」に該当する人物は三人いる。


1.ポセイダル王家付騎士団「テンプルナイツ」No.23 ミアン・クゥ・ハウ・アッシャー

第二次聖戦争終結以降、影武者として"ポセイダル"をやっている。メイン画像に大きく描かれた人物であり、作中世界での一般的な認識で言う「オルドナ・ポセイダル」はこの人。本項にて解説する。


2.テンプルナイツNo.1 アマンダラ・カマンダラ

上記のポセイダル1を影武者としその後ろに隠れていたポセイダル本人であり、本作のラスボス。

下記のポセイダル3の存在を肯定する場合は、ミアンが影武者だった事の流れで「アマンダラも影武者にすぎなかった」と言われる事が多いが、「悪政を行っていたポセイダルの正体は側近のアマンダラだった」と言った方がより実際の状態をイメージし易いだろう。ポセイダル3が存在していてもダバ達が倒すべき敵はアマンダラに変わりないのだ。


3.テンプルナイツの主人 オルドナス・グラント・ポセイダル4世

永野護氏の私的構想においての「真のポセイダル」。外見は上記ポセイダル1に似るがアルビノであり瞳の色は左右とも赤。いわゆる銀髪赤眼キャラとしてはかなり早い時期の人物と言える。成人後肉体の老化が起きないという特異体質ゆえにバイオリレーションに関係なく不老で御年2300歳を超える。世がならアマテラスと呼ばれている御方。「重戦機エルガイム」としては採用されていない非公式な存在だが、正式な設定の中にも暗にこの人物と関係しているものはあり、非公式だからと無視してしまうと不自然さや違和感がでてしまう部分もあるため、彼の存在は参考程度にでも知っておくことをお勧めする。(例えば、上記ポセイダル1とポセイダル2は似ておらず、視聴者はともかく第二次聖戦争前からポセイダルを知っていた作中人物にすれば誰の目にも別人が入れ替わった事は明らかなのだから影武者という設定は成立しないのではないか……実は元々ポセイダル本人とは2ではなく3であり、1は3を模したメイクをしているので影武者たりえる、等である。)

非公式にも拘らず本放送当時、エルガイムの関連本でない一般的なアニメ誌にもイラストが掲載される等しており、その際に永野護氏本人がテンプルナイツの元ネタである歴史上のテンプル騎士団が崇拝していた悪魔バフォメットに准えた事から、「テンプルナイツNo.0 バフォメット」という人物だと読者の誤解を受けた事もある。


オルドナ・ポセイダル(ミアン・クゥ・ハウ・アッシャー)編集

CV:島津冴子

前述のとおり、ペンタゴナワールドを支配し統治している人物。

ただし本名はミアン・クゥ・ハウ・アッシャーといい、本物のポセイダル影武者である。

本物に準拠し表向きは、老いず、美女と見まごうほど美しい男性…ということになっているが、結局女性だったというややこしい人。


元々はポセイダル(アマンダラ・カマンダラ)の恋人だったが、長い年月ポセイダルを演じていたため自分のことを本物のポセイダルだと思い込んでいる。(長期にわたってバイオリレーションによる傀儡化を受け続けた結果、与えられたキャラクターに本来の自我が侵食されたとも言われる。)

ネイの使用していたA級ヘビーメタルオージェの真の所有者だが、オリジナルオージェの起動キーがアマンダラの生体反応だったことは知らなかった。

最終決戦ですべてを思い出し、バイオリレーションシステムを切り一気に反動で老化し塵と消えた。


目からビームが出る巨大な自身の像を、お膝元であるガストガルに設置していたり(2回破壊されている)、ホログラムでダバにドッキリを仕掛けてみたり、潜入してきたレッシィネイを捕らえつつ一緒に女子会を催したり…とお茶目な一面もある。


バイオセンサーによってオリビーとシンクロしていたこともあってか、終盤で自我を取り戻してからはあっさりダバについてくるなどミアンもヒロインのようになっていた。


関連タグ編集

アマンダラ・カマンダラ ラスボス 影武者


テンプル騎士団:テンプルナイツの元ネタ。時のフランス国王に敵視され、悪魔を崇拝しているとでっち上げられて潰された。

バフォメット:テンプル騎士団が崇拝していた(とされる)悪魔。ポセイダルについて「テンプルナイツの一人ではなくテンプルナイトより立場が上の存在」という意味でこの悪魔に准えられた。いわゆるサバトの雄山羊であり、額に五芒星(ペンタグラム)を戴き、立派なボインを持つ。勘繰り様によっては「ペンタグラム→ペンタゴナ?」「ボイン→女性と見紛う姿?」とポセイダルの元型と誤解しかねないかもしれないが、ただ准えただけだろう。

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