幾原邦彦
いくはらくにひこ
日本のアニメ監督、音楽プロデューサー、小説家、漫画原作者、日本映画監督協会会員。
作風
独特の止め絵、バンクのトリッキーな使い方・ギャグ演出・演劇の手法を模した映像表現に定評がある。
演出家としては「セル画の枚数・作画の力に頼らずに面白い物を作る」ことをポリシーとしている。
作品の登場人物の名前に、ある程度の縛りを設ける事が多い。
人物
1964年12月21日生まれ。長らく徳島県出身といわれてきたが、実は大阪府出身。
徳島に実家はあれど、住んだことは無いとTwitterで発言があった。(→発言リンク)
主にアニメ監督として知られる。
『劇場版少女革命ウテナ』以来12年ぶりとなる監督作品、アニメ『輪るピングドラム』が2011年7月~12月に放送された。
その派手なルックスから、メディアでは“アニメ界のヴィジュアル系”という冠で紹介されることがある(さいとうちほ曰く「アニメ界の小室哲哉」)。
渚カヲルのモデルとなった人物。(幾原は庵野秀明の友人)ただし外見上なのか性格上のモデルなのかは不明。
寺山修司率いる劇団「天井桟敷」に代表されるアングラ演劇から多大な影響を受けているほか、ギャグ作品に造詣が深く、中村明日美子にがきデカをお薦めするなどのエピソードがある。ピンドラをバケツでごはん・ペンギンの問題の2作品を「ペンギン物」と同列に観ているという。
「少女革命ウテナ」の決闘シーンの合唱曲、第二期EDを担当したJ・A・シーザーは、寺山がホームレスの中から見出した人物で、しばらく寺山の映画などで音楽を担当し、後、新しく立ち上げた「万有引力」での楽曲が、「ウテナ」で使われることとなる。
代表作
原作
『ノケモノと花嫁』(2006年)