ドイツ・ニーダーザクセン州ヴォルフスブルグに本社を置く自動車メーカー。
その発祥はナチス政権時にヒトラーが提唱した「国民車計画」を担うための国策企業。
二次大戦後、イギリス軍管理の下改組され、工場や製品設計を継承したのが現在のフォルクスワーケンとなっている。単にワーゲンと呼ばれることも多い。
国民全体に自動車がいきわたることを目指しただけあって、設立当初は安価な大衆車の製造が主であった。「(初代)ビートル」ことタイプ1はその最たるもの。
しかし近年では高価格帯となるトゥアレグやフェートンといったラインナップも開発している。
傘下にアウディやポルシェ、イギリスのベントレー、スウェーデンのスカニアがある。特にポルシェはタイプ1の設計者フェルディナント・ポルシェが設立した会社であり、歴史的にも縁が深い。2014年現在も、フォルクスワーゲンの筆頭株主はポルシェ家の資産運用会社である。
また上記の歴史的経緯からか、トランスフォーマーのベース車として使用することを「戦争を想起させるからイヤ」と言う理由でポルシェと並んで拒否している。