概要
CV:ジム・カミングス/吹替え:佐藤せつじ
第13話から登場するディセプティコンで、木目の入った赤いボーイレーサー(改造車)から蟹のような形態に変形する。両腕のハサミを武器としているものの、バンブルビー達に取り囲まれた際はあっさり降参しており戦闘力はさほど高くない。
人の弱みにつけこみ金を強請る脅迫犯で、サイバトロン星の評議会議員を恐喝した罪で投獄されていたが、アルケモア号の墜落に伴い脱獄。追手から逃れようと地下の放水路(大雨の際に川へ水を排出する為の地下水路の一種)に潜伏していた。
やたら饒舌で、いざとなれば仲間すら平気で売る姑息な小心者であり、バンブルビー達に捕えられそうになった際は自分から2回も取引を持ち掛けた上、かつてサイバトロン星でもサンダーフーフの情報をオートボットへ垂れ込んだ過去があり、逮捕される原因を作ったとしてサンダーフーフからひどく恨まれている。
隠れ家にしていた放水路がバンブルビー達に見つかって追い詰められ、咄嗟に下水管を切断。下水を浴びせて脱出したところをスチールジョーに誘われてディセプティコンのアジトへと赴く。
しかしアジトへ帰ってきたサンダーフーフと鉢合わせしてしまい、激怒したサンダーフーフに襲われてまたしても逃走。ゴミ運搬船へ密航したところをストロングアームに目撃され、埋め立て地で再びバンブルビー達に追い詰められるが、ここでも「スチールジョー達のアジトを教える代わりに脱獄の容疑を無罪にしてほしい」と取引を持ち掛けようとした。
自分を追いかけてきたスチールジョー達がバンブルビー達と戦っている間もサンダーフーフに追いかけまわされていたが、窪みにあった水溜まりで足を滑らせ、サンダーフーフと頭を強打しノックアウト、他のディセプティコン達共々お縄となった。
そこでもバンブルビー達に前述の取引を持ち出したが、「脱獄の罪では逮捕してない、だが警官を襲った罪で逮捕する」とあっさり流された。
スチールジョーがスキを突いたことで他の仲間と共に脱出。他のディセプティコンたち同様エンブレムに傷を入れられ、正式にディセプティコン軍団へ仲間入りを果たしている。
蟹なので横に歩くが、一応前後にも歩ける。しかし蟹だけに、横に歩いた方が明らかに速い上に天井や壁まで走れるという特技がある。
日本語版での一人称は「オイラ」で、「ガッチガチやぞ!」や「ガチで」が口癖。他にも「やっべーぞ!」「だっふんだ!」「しずカニ、しずカニ…」など、お笑い芸人のネタや駄洒落を仕込んだ台詞回しになっている。
吹き替えの佐藤せつじ氏は第4話に登場したロブスター型ディセプティコンビスクの吹き替えを担当したが、「後に蟹のキャラクターを演じる事になるとはおもわず、蟹ギャグを連発して自分の首を絞めてしまった」と語った。