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魔法少女すずね☆マギカの編集履歴

2015-07-10 13:39:58 バージョン

魔法少女すずね☆マギカ

まほうしょうじょすずねまぎか

『魔法少女まどか☆マギカ』の外伝コミックスの1つ。単行本第1巻が描きおろし、その後は「まんがタイムきららフォワード」にて連載。作者はGAN。

概要

魔法少女まどか☆マギカ』の外伝漫画としては、魔法少女おりこ☆マギカ魔法少女かずみ☆マギカに続く3作目。

ちょうど本編で映画『叛逆の物語』が上映された直後に1巻発売となる(2013年11月中旬)

しかし魔女が普通に存在するため円環の理が作られる以前の時間軸と思われる。

しかし、おそらく新規の外伝としては映画での物語展開が多分に反映される初の作品になると思われる。

単行本1巻を描きおろしで掘り下げ、連載は同年11月下旬より「かずみ☆マギカ」がかつて連載されていたまんがタイムキララフォワードで行われる。


テーマは「魔法少女そのものの善悪を問う」。

それは、これまでの原作・スピンオフの多種多様な数々のエピソードあってのものであると同時に、魔法少女を一般人が軍事利用するスピンオフ(魔法少女たると☆マギカ)同様に人間の核心へとより迫るものでもある。


すでにこれまでの作品で「ほのぼのと見せかけてダーク」という展開を何回も見ているであろう読者に、「ほのぼのという準備期間を最初から抜いた展開」を見せる。

そして「まどかマギカ」本編を初めとして、「おりこマギカ」「かずみマギカ」でも献身的・利他的な願いを肯定する傾向があったが本作は「大抵の子は二つ返事で契約してくれる」というキュゥべえの台詞のように軽い気持ちで契約した魔法少女をクローズアップしており、「何らかの問題を抱えた願い」という観点から、魔法少女の是非を問う。


連続で発生している女子中学生殺人事件、その被害者は魔法少女たち。

それを引き起こしている天乃鈴音と、相対する4人の魔法少女たちの戦いが中心。

登場人物

  • 天乃鈴音(あまの スズネ)
    • 主人公。ダークヒーロー的な側面を持ち、噂では「切り裂きさん」と呼ばれている女子中学生の連続殺害犯の1人。キュゥべえによれば、元々は普通に魔法少女をしていたらしいが、ある日を境に「暗殺者」となる。主人公かつダークヒーローとしての位置づけは『おりこ☆マギカ』の美国織莉子以来。
    • 住み込みで働き笑顔で暮らす表の顔と、魔法少女を暗殺する裏の顔を持つ。魔法少女殺しは縄張り争いのつもりではないらしい。炎の魔法と剣を合わせたバトルスタイルで背後からソウルジェムを破壊する。
    • だが真実はツバキの事件以降は家に引きこもりっぱなしで、魔法少女の暗殺はおろか魔女とも戦えない状態だったが、後記のカガリの魔法で無理やり「暗殺者」に仕立て上げられてしまった。
    • 武器は赤白いカッターナイフのような剣だが、最終戦では赤から水色に変色している刀のような剣になった。ソウルジェムは真紅色の十字架のペンダントで首に下げている。本来の魔法は倒した魔女、魔法少女の魔法を扱うことができるもので、ツバキの事件が起きる前までは魔女を倒すたびに魔法を変えていた。現在使用している魔法はツバキのもの。

すずね☆マギカ



  • 成見亜里紗(なるみ アリサ)
    • 気が強く喧嘩っ早い魔法少女。元々いじめに遭っていた過去を持つ。キュゥべえと「強くなって皆を見返す」という契約で魔法少女になり、今のような雰囲気となってケンカに明け暮れていたが、チサトとの勝負を経て4人組の仲間になる。そういう経緯もあってか現在でも喧嘩早いが、チサトには懐いていた。故にチサトを殺害したスズネに対して憎悪を抱いて仇を討とうとしている。バトルスタイルは大鎌での近接戦闘。
    • ソウルジェムは背中にあり、ピンクのハート形をしている。自己強化の魔法を持ち、最大出力ではスズネと互角まで戦えたが、その分自身にもリスクを伴う諸刃の剣でもある。




  • 詩音千里(しおん チサト)
    • 二丁拳銃を武器にした青い魔法少女。某時間軸における某見滝原市の黄色い先輩を彷彿させるかのように第2話という非常に短期で死亡した。また葬式が執り行われた魔法少女としてはスピンオフとしては初である(本編では美樹さやかが居る)。
    • ソウルジェムは勾玉のような形で下胸の間にあり、色はおそらく青。早期退場のため魔法は確認できず。



  • 奏遥香(かなで ハルカ)
    • 4人のリーダー。生徒会長で中学3年生。相手の視線を自分に固定する「魅了」の魔法でスズネの動きを一時的に止め、アリサ・マツリが離脱できるように取り計らった。仲間達からは信頼されているが、チサトの死の衝撃に押しつぶされる。更に魔女との戦闘で精神攻撃を受け、カナタという完璧だった姉に劣等感を抱いていた過去を抉られる。
    • 彼女が魔法少女になった願いはハルカの当該記事参照。確かな事はマギカシリーズの中でも随一の「ブラックな願い」と断言していいものである。
    • 武器は双剣にもなる双刃の薙刀。ソウルジェムは胸の上あたりで縦長のオレンジ色。



  • 日向茉莉(ひなた マツリ)
    • 自らを「マツリ」と呼び、掴みどころがない魔法少女。だがクラスメイトのスズネを止めようとする所から察するに心優しい性格をしていると思われる。グローブを武器としているが本人曰く戦闘中のサポートがメイン。スズネとの緒戦では閃光弾でめくらましを行った。
    • ソウルジェムは緑色の楕円形で髪飾りのようにつけている。魔法は閃光弾、気配で敵を捕捉するなど存在の認識の有無に関したものだと思われる。

マツリ



  • 美琴椿(みこと ツバキ)
    • かつてスズネと共に暮らしていた魔法少女。スズネが魔法少女狩りを行うきっかけとなった人物。かつては日向家に住み込みで働いており、カガリ・マツリ姉妹にとっては母親代わりだった。
    • 武器は日本刀。ソウルジェムは梅色の楕円形で左手の甲についている。魔法は炎を自在に操る。

ツバキさん!



  • 日向カガリ(ひなた カガリ)
    • マツリの双子の姉。ツバキを母親代わりとして慕っていたが、失踪した彼女を探していた時にツバキのお守りを持つスズネを目撃し……。武器は刀のような剣と大きな手裏剣のような投擲武器。
    • ソウルジェムは紫色の丸型で胸の蝶の飾りにある。魔法は記憶の記憶操作・改ざんとかなりえげつなく自身にもかけられる。この魔法でスズネを操っていた。戦闘にも応用可能で自分の位置を誤認させることも可能。

(画像の下側の紫の少女が日向カガリ)



  • カナミ
    • 天乃鈴音という人物像を印象付けた魔法少女。使い魔との戦いでスズネに救われたと安心した直後に惨殺される。なんと第1話だった。
    • 武器はナイフの二刀流。ソウルジェムは胸のリボンの飾りで楕円形、色は認識できず。魔法もわかっていない。
  • 奏カナタ
    • ハルカの歳の離れた姉。妹には優しかったらしいが、ハルカからは超えられない存在として認識されてた事からハルカのトラウマと関係がある。
    • 現在は存在そのものが存在していない。

本編からのゲストキャラクター


  • キュゥべえ
    • 相変わらず暗躍する営業マン。全てを知っていながら最初の内はスズネが魔法少女を殺害する理由が解らないとアリサ達に告げ、スズネがアリサ達にソウルジェム魔女の正体を告げた途端、本性を現してスズネの過去を見せる。
    • こんな回りくどい事をした理由はスズネに同調する魔法少女の出現を未然に防ぐ為であり、アリサはその目論み通り動いていると言っても過言ではないだろう(現にカナミやチサトが魔女化する前に死亡するという異常事態が起こっている為)。
    • マツリからは「キュゥちゃん」と呼ばれている。


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