バンド名は造語。("灰色"という意味の英語はGRAYである)
来歴
1988年、北海道函館でTERU、TAKUROを中心にGLAYを結成。その後HISASHIが加入。
1990年、TERU、TAKURO、HISASHIが高校を卒業し上京。
1992年、地元が一緒で顔見知りだった1歳年下のJIROが加入。
1994年、XJAPANのYOSHIKIに見いだされ、シングル「RAIN」でメジャーデビュー。(デビューシングルながら10万枚以上を売り上げる)
1996年、シングル「グロリアス」「BELOVED」が立て続けにヒット、その後アルバム「BELOVED」が売り上げ150万枚を記録しGLAY初のミリオンセラーを記録。(この年から2000年代前半まで社会現象と言われるほど圧倒的な売り上げを記録する)
1997年、「口唇」がシングル初のオリコン1位を獲得。「HOWEVER」でシングル初のミリオンセラー。さらにベストアルバム「REVIEW-BEST OF GLAY」は487万枚を売り上げ、アルバム歴代最高売り上げを更新。デビューからわずか3年で日本音楽界の頂点に立つ。
ヒットシングル「However」を引っ提げての紅白歌合戦への初出場もこの年に果たす。
1998年にはシングル「誘惑」「SOUL LOVE」を同時発売し、2週連続オリコン1位2位独占。(誘惑は98年のオリコン年間ランキング1位、SOUL LOVEは5位に輝く)
アルバム「pure soul」は240万枚。
8月にはスタジアムツアー「pure soul in STADIUM "SUMMER of '98"」を開催。全国7ケ所13公演で計50万人を動員。
1999年、シングル「BE WITH YOU」「Winter,again」がミリオンセラーとなりシングル5作連続ミリオンセラーを達成。
その他シングルでは「サバイバル」「ここではない、どこかへ」が約90万枚の売り上げ。
「サバイバル」はビデオシングルとしてリリースされ、日本のミュージック・ビデオとしては歴代1位の売上を誇っている。
アルバム「HEAVY GAUGE」は235万枚。
さらに2月には初の全国ドームツアーで75万人を動員。7月には幕張メッセで「GLAY EXPO」を開催し、有料ライブでは世界最高記録の1公演で20万人を動員。
この年の12月、「Winter,again」で日本レコード大賞を受賞した。
尚、紅白への出場はこの年が最後。スケジュールの関係で前半での出場となった。
2000年、シングル「とまどい/SPECIAL THANKS」が6作目のミリオンセラーを記録。(日本歴代4位)
7月にはシングル「MERMAID」が発売週が同じであったL'Arc~en~Ciel、サザンオールスターズを抑えてオリコン1位を獲得した。
ベストアルバム「DRIVE‐GLAY complet BEST」が260万枚を記録し「BELOVED」からアルバム5作連続ミリオンセラーを達成。(REVIEWからDRIVEまでは4作連続ダブルミリオン)
またアリーナツアー「ARENA TOUR2000 ”HEAVY GAUGE”」では全国19ヶ所77公演で計100万人を動員。
2001年、シングル「GLOBAL COMMUNICATION」アルバム「ONE LOVE」が共にヒット。
また北海道、東京、福岡にて「GLAY EXPO」を開催。3ヶ所計28万人を動員。また全国5大ドームツアーも開催。
2002年、シングル「Way of Difference」がオリコン年間ランキング5位に輝く。
さらに10月には日中国交正常化30周年を記念して北京にて「GLAY ONE LOVE in 北京」を開催し約5万人を動員。
2003年、シングル「BEAUTIFUL DREAMER/STREET LIFE」がオリコン1位を獲得。
2004年、シングル「時の雫」「天使のわけまえ/ピーク果てしなく ソウル限りなく」「Blue Jean」の3作がオリコン1位を獲得。7月には大阪USJにて「GLAY EXPO」を開催し10万人を動員。
2005年、初のバラードベスト「-Ballad Best Singles- WHITE ROAD」がヒット。またEXILEとのコラボレーション「SCREAM」はオリコン年間ランキング5位に輝く。2月には全国ドームツアーを開催。
2006年、シングル「G4」「夏音/変な夢 〜THOUSAND DREAMS〜」、氷室京介とのコラボレーション「ANSWER」を発売。「夏音/変な夢 〜THOUSAND DREAMS〜」はオリコン1位を獲得。
2007年、シングル「100万回のKISS」「鼓動」、アルバム「LOVE IS BEAUTIFUL」の計3作がオリコン1位を獲得。
2008年、シングル「VERB」が通算23作目のシングルオリコン1位を獲得。
2009年、この年ベストアルバムを2枚発売し「THE GREAT VACATION VOL.2 〜SUPER BEST OF GLAY〜」はオリコン1位を獲得。8月には日産スタジアムにて2日間計15万人を動員。
2010年、大手レーベルを脱退し、自主レーベル「 loversoul music & associates」を設立。また自主レーベルから初のアルバム「GLAY」はオリコン1位を獲得した。
2011年、オフィシャルファンクラブ『HAPPY SWING』の結成15周年を記念した限定ライブ『We ♡ HAPPY SWING』を千葉幕張で開催。2日間で計5万人を動員。
2012年、シングル「Bible」を発売。7月には大阪長居スタジアムにて2日間計10万人を動員。
2013年、2年ぶりのアルバム「JUSTICE」「GUILTY」を同時発売しオリコン1位2位を独占。7月には故郷函館で2日間計5万人を動員した。
2014年、9月に宮城にて10年ぶりとなる「GLAY EXPO」を開催し東北史上最多となる5万5千人を動員。
2015年、シングル「HEROES/微熱Ⓐgirlサマー/つづれ織り〜so far and yet so close〜」がオリコントップ10入りを果たし、20年連続シングルトップ10入りを達成(日本歴代3位)。5月30、31日には10年ぶりとなる東京ドーム公演で2日間で計11万人を動員した。
メンバー
- TERU(ボーカル)
1971年6月8日生まれのO型。
元々はドラマーだったがボーカルに転向。
運動神経抜群で中学時代は野球部、高校はバンドを始めるまでサッカー部に所属していた。
イラスト・デザインも得意としており、VIDEO GLAY4、5のジャケットワークや、GLAY EXPOのロゴマークを手掛けたこともある。また、ドラクエファンでありゲームも趣味にしている。
メンバーのTAKUROがこれまでに衝撃を受けたのはTERUの歌声を聴いた時と
BOØWYの「B・BLUE」を聴いた時。
「HOWEVER」や「Winter,again」などが顕著だが、曲中にとんでもないハイトーンのヴォーカルを入れることがあり、これがカラオケで出せることが当時の男子のステータスになってたりしていた。
ライブなどでおなじみの両手を大きく広げるポーズはよくモノマネのネタにもされているが、
GLAYを象徴するものとしてアルバム「GLAY」のジャケットに使われている。
また、HISASHIは「GLAYの強みはどんな曲でもTERUの歌声が乗ればGLAYの曲になること」と発言しており、音楽面においてもGLAYを象徴する存在である。
ヴォーカリストとして影響を受けた人物は氷室京介。
- TAKURO(ギター、ピアノ、コーラス)
1971年5月26日生まれのO型。
GLAYのリーダーで一人だけ身長が飛びぬけている。(182cm)
ビートルズのジョンレノンを敬愛している。
最初にビートルズからの影響を受けたのは「イエスタデイ」。
大半の楽曲の作詞・作曲を担当し、特に造詣の深い詞に定評がある。
そのため詞には難しい単語が使われている事が多い。
チャリティー活動にも積極的で、TERUと地雷撤去運動や献血などに参加している。
氣志團の綾小路翔やEXILEのHIROなど、音楽業界における交友関係は広い。芸能界では、平岡祐太、唐沢寿明、堺正章との交流もある。
TAKUROもまた、尊敬する人物として氷室京介を上げている。コラボレーション・シングル発売以降実際に交流を深めることで、「昔から憧れていた人間が、実際に自分が想像していた通りの素晴らしい人間だった」ことに感激してより尊敬を深めていったという。
ちなみにTERUとTAKURO、そして元JUDY AND MARYのYUKIは同じ中学校の出身である。
- HISASHI(ギター)
1972年2月2日生まれのO型。
90年代後半は針葉樹のようなトゲトゲした髪形をしていたため、松本人志から雨ガッパと呼ばれた事も。
オタクでありサンライズ作品の大ファン。ガンダムフリークであり、彼の前で「めぐりあい宇宙」を「めぐりあいうちゅう」と読んではいけない。ライブでハルヒのピックを投げたことでも有名。Twitterではこんなことまで…
氷室京介からギターの腕を買われ、彼の楽曲のアレンジを任された事もある。
GLAYと氷室京介とのコラボレーション・シングルである「answer」のイントロはエリクトリック・ピアノではなくHISASHIのギターの音である(リリース当時の音楽誌でそう発言している)。
作曲面ではGLAYのマニアックな面を担当。そのため作る曲はサイケデリックなイメージの一癖あるものが多く、またハードでパンクな曲も多い。
シングル「またここであいましょう」のカップリング「GIANT STRONG FAUST SUPER STAR」では、曲間にTVアニメのような台詞の掛け合いをサンプリングし、その台詞を緑川光、山寺宏一、西田裕美の三名にアテレコさせている。HISASHIのオタク趣味全開の楽曲である。
(その裏で「Cynical」のようなキャッチーなナンバーも作れるのである)
- JIRO(ベース)
1972年10月17日生まれのA型。
初期はTAKUROではなく彼がコーラスをやっていた。
女性のような顔立ちをしているため、一時期はボーカルのTERUよりも人気があり、CDTV「恋人にしたいアーティストランキング」では2度1位を獲得している。芸能人でも武井咲、佐々木希、AKB48の田名部生来がファンを公言している。
ちなみにJIROというのは本名から来たのではなく、名前を聞かれた時に
反射的にジローと答えた事から来ている。
TERU以外のメンバーでは唯一、メインヴォーカルをすることがある。
「ビリビリクラッシュメン」の一部(TERUのハモリが被ってあまり聴き取れないが)、「shutter speedsのテーマ」など。
記録
- CD総売り上げ枚数3800万枚は日本歴代7位(ビジュアル系アーティストでは断トツの1位)。
- シングルミリオンセラー6作は日本歴代4位。なお、シングルでミリオンセラーを5作品持っているアーティストは非常に多いため、GLAYはその中でも6作の壁を破った事となる。
- アルバム「REVIEW〜BEST OF GLAY」が1997年の年間アルバムランキング1位。当時(97年)は歴代史上初の初動での200万枚突破が大きな話題となった。1999年のギネスブックに「日本で最も売れたアルバム」として掲載された(現在は歴代3位)。
- シングル「誘惑」が1998年の年間シングルランキング1位。日本のバンドでシングル、アルバムともに年間ランキング1位を獲得しているのはGLAYとMr.Childrenのみ。
- シングル「SOUL LOVE」がオリコン1を獲得していない作品としては、初動売り上げ累計売り上げともに歴代1位となっている。
- シングル「Winter,again」が1999年の日本レコード大賞、日本有線大賞を受賞した。
関連動画
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Winter,again。GLAY最大のヒット曲164万枚を記録し1999年のレコード大賞を受賞した。
誘惑。1998年の年間ランキング1位。売り上げ162万枚を記録。
HOWEVER。GLAY初のシングルミリオンセラー。5週間オリコン1位を記録。4番目に売れたシングルだが、知名度は上記2曲よりはるかに高い。