概要
- 東武鉄道が1985年に6000系電車のリニューアルにより誕生した形式である。1988年からは完全新造車が製造される。
- 東武8000系修繕車に似たデザインで2ドア20m車体で2両編成29本・野岩鉄道2両編成3本・会津鉄道2両編成1本の計33本66両が製造され、東武伊勢崎線(スカイツリーライン)・日光線などの快速・区間快速を担当している。
- 野岩鉄道と会津鉄道所属の6050系は、書類上は東武鉄道からの譲受。これは各社ごとの新造車の扱いにすると、たとえ同一図面で設計されたものとしても、各社ごとに形式取得などの認可手続きが必要となり、このための費用も発生するため。
- 編成はモハ6150形-クハ6250形で基本連結されてることが多い。
- 東京スカイツリーの開業により6050系2両編成2本を改造した634系も登場する。種車は完全新造車の末尾77、78の編成。東武6050系は現在2両編成が27本在籍。
余談
- デザインは似てないが、登場・運用が似ている車両では西武4000系が存在する。(こちらは全車101系電車からの改造品で完全新車は存在しない)
- IRいしかわ鉄道521系の実質新造車にあたる第55、56編成はJR西日本の北陸本線から第三セクターへ移管される直前に製造され、移管されるまで営業運転には使われず、先述の東武鉄道→野岩鉄道・会津鉄道と同じ処理方法をとった。