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概要編集

1988(昭和63)年に登場した西武鉄道の近郊型電車。東急車輛製造(現在の総合車両製作所)製。製造に際し台車や床下機器は廃車になった101系からの再利用品(このため10000系の一部やVVVF化改造前の9000系とともに101系の改造車と言っても過言ではない)を活用している。4両固定編成。

車体・カラーリングは既存の101系や2000系のレモンイエローとは異なる、当時の西武ライオンズのユニフォームにも用いられていた、白地に青、赤、緑のラインが入る。


主に池袋線・西武秩父線の飯能~西武秩父間の各駅停車としての運用がメインだが、秩父鉄道秩父本線直通の各駅停車の運用も本系列が使用される。土・休日ダイヤの秩父鉄道直通快速急行・急行運用もあったが、この運用は2020(令和2)年3月ダイヤ改正に合わせて終了し、同時に本系列の定期列車池袋駅乗り入れも終了(後述の「52席の至福」を除く)。

また、臨時列車ながら新宿線に乗り入れ、西武新宿駅まで運転したことがある。


西武鉄道の特急料金が不要な列車に運用される車両では唯一のセミクロスシートを導入し、2ドア車両である(駅の発車案内表示で「2ドア」と表示されるものは必ずこの車両で運用される)。

1編成に1箇所、和式トイレが設置されている。

かつては飲み物の自動販売機も設置されていたが、飯能~西武秩父間の各駅停車列車のワンマン運転開始に伴う改造で撤去された。


アニメ関係編集

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」に西武秩父線や秩父鉄道を走る4000系の姿が描かれている。2014(平成26)年3月31日より、4005Fが同作品のラッピング車両として走っている。

外部リンク

また、「心が叫びたがってるんだ。」では、西武秩父線横瀬駅に到着する4000系が登場する。


観光列車「西武 旅するレストラン 52席の至福」編集

4両1編成を改造した観光列車「西武 旅するレストラン 52席の至福」が2016年(平成28年)4月17日運行開始。首都圏を走る電車の中であっても非日常感を楽しんで頂くため、「乗って楽しい」「食べて美味しい」をテーマに全ての座席で食事が楽しめる空間にする。

運行区間は池袋~西武秩父駅間・西武新宿~西武秩父駅間・西武新宿~本川越駅間で、臨時電車として土・休日を中心に年間100日程度の運行。

外部リンク

関連タグ編集

西武鉄道 101系 301系

近江鉄道220形・西武鉄道8500系:同じカラーリング。

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