変化には「へんか」と「へんげ」の2つの読みがある。
(1)へんか:物の形状や状態が変わること。
(2)へんげ:魔力を持った生き物などが、本来とは別の姿に変わること。またそういう能力を持った魔物など。
(1)の変化
たとえば「氷が融けて水に変化する」のような物理的状態の変化を指すこともあれば、
「二人の仲は冷え切ったままで変化しない」のように心理状態を表すこともあるし、
「和服の形式は奈良時代から明治期にかけて徐々に変化してきた」のように歴史的な内容を言及するさいに使われることもある。
(2)の変化
魔物あるいは精霊などが本来の姿から全く違う姿に変身すること。昔の人たちは変化のものを信じ恐れていた。
妖怪のように、見慣れた生き物とかけ離れた姿を持つ生き物のことも「変化」と呼ぶことがある。