加賀岬とは、DMM.comのオンラインSLG『艦隊これくしょん』の登場キャラクター正規空母加賀の公式キャラクターソングである。
概説
まず始めに、これは歴とした公式ネタである。
繰り返しになるが、艦これ運営鎮守府から発表された紛うことなき“加賀さんのキャラソン”である。
とりあえず、何故唄わせたしKADOKAWA GAMES……(汗)
経緯
特注家具「鎮守府ジュークボックス」の選曲ラインナップに、突如として“夏の新曲”として電撃デビュー。
運営からの「夏真っ盛りに鎮守府の艦娘たちにぴったりの母港BGM他1曲が新規実装されました。」というアナウンスと共に、提督たちの不意を突く衝撃の事態となった。
なお、艦これへの実装は試製先行配信版であり、後々CDへ収録されるものと推察される。
ちなみにアニメ版のキャラソンを除くと、これ以前では『艦娘想歌シリーズ』で、赤城と翔鶴が『暁の水平線に』、金剛型が『提督との絆』、川内型が『華の二水戦』、暁型が『鎮守府の朝』をそれぞれ唄っている。
が、これらはどれもゲーム中のBGMを再編曲したものであり、ここまでがっつり勝負に出たキャラソンは加賀さんが初めてである。
もともとMMDモデルの加賀さんに演歌を唄わせる石加賀さゆりというマイナーネタは存在したが、まさか本当に演歌を歌う加賀さんを見ることになるとは…
熱心な加賀提督であっても想定の範囲外だっただろう。
なお、加賀は初夏限定ボイスで海へ行く事に乗り気ではない事を口にしているが、「歌の練習をしていたからだったのか?」と推察する提督もいるようだ。
反響
ここまで話題を呼んだ訳は以下の通り。
- 寡黙である加賀さんが熱唱するというギャップ。
- 夏季限定で西方海域(4-X)までの各方面の第四海域のボスBGMに指定され、ボス戦と同時にいきなり加賀岬が来る。(しかも2番のBメロ付近まで聞けるロングver.)
- 母港執務室(メイン画面)のBGMに設定可能。(こちらは1番までのショートver.)
特にボス戦が始まって「♪デデン デデン」のイントロが来たかと思うと、母校に帰って「♪デデン デデン」のダブルパンチで、多くの提督が腹筋にクリティカル雷撃をくらい悶絶する羽目になった。
加賀さんを旗艦に4-Xボスまで行くと、シュールさが倍増する。
そんな訳で、口数少ない加賀さんが大熱唱する姿を多くの絵師提督が着物姿で描き起こしており、Pixivにもぼちぼちとイラストが上がってきている。
ただ感情表現が不器用な割に激情家な加賀さんだけに、いじられ過ぎて涙目になるネタもちらほら存在する。
オマケ
ちなみに加賀(石川県)に“加賀岬”という地名はない。
正確にいえば、現在は存在しない。
現在は石川県河北郡の『白尾海岸』となっており、この周辺を襲う波の浸食によって姿を消してしまったらしい。
ちなみにこの地名が掲載されていたのが、何を隠そう角川書店出版の『角川地名大辞典』だったりする。
歌のジャンルは一応は演歌であるが、細かいことを言うと、初音ミクの「千本桜」のような、2000年以降に演歌界で流行している「ムード歌謡」「POPS演歌」などに近いジャンル。
なお昔からの演歌は「ド演歌」と呼ばれ、曲調もどっしりと構えたものが多い。
ちなみに声帯の妖精さんも「演歌のような、歌謡曲のような曲」と評している。