ラバウルの女神とは、『艦隊これくしょん』に登場する長門型戦艦2番艦「陸奥」の愛称の一つである。
概説
もとはラバウル基地サーバーに所属する提督が「『建造』で陸奥は何度も出るのに長門が出ない」と、掲示板でぼやく姿が頻繁に目撃されたことに端を発する。
陸奥と長門はレアリティこそ共通の「ホロレア」だが、幸運のステータスが陸奥の場合は砲塔爆発事故の史実を踏まえて“3”という、凄まじい不運艦的な数値に収まっている。何より長門は陸奥より出現率が低く、通常建造で入手できる艦娘としては最上位に近いレア度を誇っている。
別段、ラバウル基地サーバーの陸奥の出現率がいじられているのではないが、掲示板でしばらく話題をさらったことから、「陸奥といえばラバウル」というイメージが定着していった。
しかし長門が「戦士」「メス***」と「ながもん」「ビッグ7(歳)」の混じったデコボコなイメージで想起されやすいのに対し、陸奥は普段からの色艶のある“小悪魔系の大人のお姉さん”という安定したイメージで統一される傾向にある。
また運は低くとも長門型。金剛型より頑健で、伊勢型・扶桑型よりも火力が強く、大和型より低燃費、と使い勝手の良さなら同格である。オマケに長門より出る確率が高いので、長らく陸奥を艦隊の切り札として運用する提督も多かった。
このように“ラバウルで騒がれる戦艦娘”としてのイメージと、“大人の色気と器量をもつ美人”としてのイメージが折り重なり、また長門より陸奥と付き合いが長く重用する提督の“陸奥への愛”もあって、いつぞやから『ラバウルの女神』と呼ばれるようになった。