概要
テレビドラマ『相棒』の主人公・杉下右京が係長を務める窓際部署。
警視庁本部庁舎3階の組織犯罪対策部組織犯罪対策五課の奥に、居を構えている。
警視庁が不要と判断した人材を右京の下に付かせて、自然に辞めさせるための役割を持ち、警視庁不要人材の島流し、警視庁の陸の孤島と言われている窓際部署。
元々は、外務省高官宅篭城事件を解決するために小野田公顕によって作られた「緊急対策特命係」の名残で、その際に激昂した右京によって割られた看板が付けられていたが、
後に新しい看板が作られ、現在に至る。
特に依頼されない限りは仕事は与えられないが(右京自身「特別に命令があれば何でもする」と発言した事もある)、その分行動範囲は自由とも言え、大抵は自ら(勝手に)積極的に捜査に乗り出して、数々の事件を解決している。
能力自体は一目置かれるが、大抵それらの手柄は右京によって捜査一課など事件の主導を握る部署のものとなり、特命係に正当な評価は与えられることはほとんど無いが、これは、右京の持つ信条によるもの。
自由に動ける分、所属する個人のコネも広く活用でき、組織で動く他の部署には出来ない捜査活動も可能。
部屋には、小さいながらも必要最低限の物は揃えられていると同時に、ガラス製のチェス盤が置かれていたり、壁際の棚の書類棚中にはティーカップとソーサーが仕舞われているなど、右京の趣味による物もいくつか置かれている。
係員
「亀山薫が配属される前までに在籍していた6人」に関しては公式にもデータがなく、なおかつ「相棒」とも設定されていないため、劇中では「特命係に7番目に配属された→右京の初代相棒」という具合に「空白の6人を抜いた」見解となっている。
歴代の「相棒」達
杉下右京の相棒として特命係に所属していた人物。
これ以外にも、第3シリーズ第6話では陣川公平が一時配属されて3人体制となったり、第7シリーズ第10話では失踪事件を捜査する為に人事交流という形で法務省の女性職員である姉川聖子が配属されて右京の一時的な「相棒」となった事もある。
また、第13シリーズ第15話では、右京と共に監禁された広報課の社美彌子が、事態打開の為に右京と共にタッグを組んだ。
余談
甲斐享の登場した時から、杉下の相棒となる人物の名前には「ある法則」が存在することも公開された。
Season11第2話で暇課長が語ったが、
「かめやま・かおる」「かんべ・たける」「かい・とおる」と三人とも、
名字の頭文字が「か」で始まり、名前の語尾が「る」で終わるようになっている。
米沢守もその点には気づいていた様子。
その他にも、
- 姓は漢字二文字・名は漢字一文字、
- 姓は日本の地名、
- 代が進むごとに姓の平仮名文字数が一つずつ減る、
などの法則があったりする。
ただし、3に関しては4代目相棒の冠城亘の登場によって若干その法則性が揺らいでいる。