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魔導物語Ⅲの編集履歴

2015-10-04 06:04:40 バージョン

魔導物語Ⅲ

まどうものがたりさん

魔導物語1・2・3の最後の作品にしてルルー初登場作品。

ストーリー

魔導物語Ⅱ』でアルルサタンをばたんきゅーさせてから3日後。

新たな仲間のカーバンクルとともに再び魔導学校への旅をしている最中、突然アルルは謎の女性・ルルーに引きとめられる。

どうやら「カーバンクルと共にいる=サタンと結婚した」と勘違いして激昂しており、「サタンはライラ遺跡でばたんきゅーしている」「カーくんは単に付いてきただけ」というアルルの説得も聞かず、ルルーはミノタウロスに命令し、アルルに襲いかかってくる。

必死に逃げたアルルであったが・・・・。


※OPで逃げた後の展開は『魔導物語1-2-3』と『魔導物語Ⅲ 究極女王様』で全く異なります。



『魔導物語1-2-3』のシナリオについて

初出はMSX2版『魔導物語1-2-3』のエピソード3として収録。

DiscStation版の元祖魔導物語EPISODEⅡ CARBUNCLEの半年後に発売されたもので、『3』はこの作品で初となる追加エピソード。

移植であるPC-98版『魔導物語1-2-3』でも、MSX版とシナリオは概ね似たような感じである。

が、PC-98版の方ではグラフィックや表現がリアル志向になって独特の台詞や言い回しがあり、一部ファンからはとても思い入れの強い作品となっている。

なお、MSX-2版魔導物語1-2-3の時点では、主人公のアルル・ナジャ等、デモで登場しなかったキャラクターは名前が決まっていなかったとのこと。


この作品ではミノタウロスから逃げた後、脱出できた者は居ないと言われる「迷いの森」に迷い込んでしまい、アイスストームが弱点の敵にばかり襲われ、しもやけになってしまう。

薬を買いに行ったものの、魔物のせいで薬の材料が取れなくなっているらしく、アルルカーバンクルを引き連れ、しもやけの薬の原料(ババウ岩)があるというモケモエの遺跡に行き、そこにいるルルーと対峙することとなる。

・・・とはいっても戦うのはミノタウロスルルーではない。


その後、ルルーは「偉大な魔導師と結婚する」というサタンの言葉を元に、アルルに付いて魔導学校を目指すことになる(学校への道を知らないため強引にババウ岩と交換条件で)。


2008年にD4エンタープライズ発売でMSX2版がWindowsへ復刻移植されたが、現在は入手困難。

その後、2015年に同じくD4Eより、MSX版に加えてPC-98版や魔導物語ARSもセットで『魔導物語 きゅ~きょく大全 1-2-3&A・R・S』として一挙復刻された。こちらも期間限定生産なのでお早めに。


『魔導物語Ⅲ 究極女王様』のシナリオについて

ゲームギアでの『魔導物語Ⅲ』単独リメイク。ゲームギア魔導では3作目。

なのだが、逃げた後の展開が全く違い、シナリオが原作から大幅に異なるものになっている。


こちらのルルーは前作のGG版『魔導物語Ⅱ アルル16歳』で既にアルルの存在を知っていたため、真っ向からカーバンクルを奪おうとしてきたり、サタンがライラの遺跡でばたんきゅーしてると聞いてそれに対して激昂するなど微妙に反応が違うのだが、その後結局問答無用ミノタウロスをけしかけるところまでは同じ。

だが、MSX2/PC-98版では気が付いたら迷いの森に迷い込んでいたが、この作品では途中でルルーの仕掛けた落とし穴に落ちてしまい、魔物とカエル達の住む洞窟に迷い込んでしまう。

その後は、カーバンクルを連れていたことでカエル王ゲーロンから「伝説の究極女王様」と認められてスーパー魔導スーツを授かったり、古代魔導の宝物庫でルベルクラクをエネルギー源とする古代兵器わんだふりゃ魔導砲を入手したりして立ちふさがるミノタウロスを撃破、脱出したアルルは目の前にあったルルー邸に乗り込み、仕返しのためルルー本人と戦うこととなる。

なお、今作のルルーは後期の設定を反映して魔導師ではなく普通の人間のように描かれてはいるのだが、女王様っぽくムチで攻撃してきたり、クロスさせた腕からルルービームを出したり、さらにはわんだふりゃ魔導砲までも跳ね返してしまい大して効かないなど、とんでもない能力を持つ。


道中の話こそ全く違うもののエンディングの流れは概ね原作と同じで、ルルーは負けっぱなしでは気がおさまらないと、魔法を覚えるため強引にアルルに付いて古代魔導スクールを目指す。そしてサタンはそんな二人を見て満足気に一足早く学校で待つことになる。

ちなみに原作と違いミノタウロスはアルルに倒されたことでルルーのオシオキを喰らい屋敷の外までぶっ飛ばされていた(もはやラスボスですらない・・・)が、エンディングの最後では合流している。


要するに最初と最後だけはだいたいあってる感じの大胆なリメイクである。


ちなみに2009年よりセガから携帯電話(ガラケー)向けに配信されている魔導物語Ⅲはこちらの移植。

同じく配信されているについては概ね原作シナリオ再現なのだが、このⅢだけは上記のように原作が何処かへ行ってしまった内容なので一応注意。

残念ながらスマホ版やVC版は出ていない。


その後の展開

本作の後、アルルとルルーが実際に魔導学校に着いて入学した後の話は、ゲーム本編では後の『魔導物語 はちゃめちゃ期末試験(通称:はめきん)』で描かれることになる。

その他、商業二次作品でも小説版角川魔導などで本作の後の話が描かれている(ただし設定はやや異なる)。


また、ルルーがサタンを巡ってアルルをライバル視するという展開は『ぷよぷよ』シリーズでのテンプレとなり、サタンの直前にはルルーが現れ邪魔をするというパターンが頻出するようになっていく。


関連タグ

ぷよぷよ 魔導物語 魔導物語Ⅰ 魔導物語Ⅱ 魔導物語ARS

魔導物語・ぷよぷよ・フィーバー他シリーズ一覧

アルル・ナジャ ルルー ミノタウロス(ぷよぷよ)


魔導物語3 魔導物語III 究極女王様

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