「ピュアピュアドリームでっかくそーだて!」
概要
「おジャ魔女どれみシリーズ」第4作目となる卒業をテーマとしたアニメである。
当初は「シリーズの完結編」として制作された(そのため次作となる『おジャ魔女どれみナ・イ・ショ』はオムニバス形式の番外編であり、シリーズの時間軸上では本作以前の物語とされている)のだが、後に再続編となる『おジャ魔女どれみ16』が発表されたため、現在では「小学生編の統括作品」という立ち位置になっている。
2002年2月から2003年1月にかけて全51話が放送された。
登場キャラクターなどについては ⇒ 『おジャ魔女どれみ』を参照。
あらすじ
最高学年である小学6年生となったどれみたち。これまでの活躍を魔女界に認められ、ついに魔女になれるかもしれないと話し合っていたが、魔女界からは何の便りもない。
一方、魔女界の幼稚園では、再びどれみ(母親)たちと別れたハナちゃんが、母を恋しがり涙していた。母に会いたいと泣き叫ぶハナちゃんに幼稚園の先生であるマジョポンとマジョピーさらにはオヤジーデが「どれみちゃんたちは学校に行っているから会えない」「学校には大きくならないと行けない」と諭す。
するとハナちゃんは「自分も大きくなって学校へ行く!」と叫んで魔法を発動させてしまう。自らを急成長させるという、自身の魔力を超える大魔法を発動させてしまったハナちゃんは、その対価として自らの水晶玉を全て砕いてしまった。
事態を知った、どれみたちと魔女界は大慌て。結論として、どれみたちはハナちゃんを魔女に戻すために、再び魔女見習いとなる。ハナちゃんもまた魔女に戻るため、人間界で巻機山花を名乗りどれみたちのサポートを受けながら、美空第一小学校に通うかたわらで、魔女見習いから魔法を学び直す事に。
さらに一方、どれみたちの活躍で実体を表した「呪いの森」の入口に置かれていたチェストから先々代の女王様の妖精であるババが発見される。先々代女王の哀しみと、それを解く方法を知ると目されるババは、現女王様の命により雑貨ショップとなったMAHO堂にて、魔女界のために、どれみたちを導く事となる。
関連イラスト
主題歌
オープニングテーマ
「DANCE! おジャ魔女」
作詞:もりちよこ/作曲:小杉保夫/編曲:山中紀昌/歌:MAHO堂
エンディングテーマ
「わたしのつばさ」(第1話から第13話まで、第31話から第51話まで)
作詞:ひかわさくら/作曲:佐野恭野/編曲:信田かずお/歌:中司雅美
「おジャ魔女音頭でハッピッピ!!」(第14話から第30話まで。夏季限定の音頭ナンバー)
作詞:武頼杏/作曲:小杉保夫/編曲:上田益/歌:MAHO堂
放送リスト
タグの編集は皆様にお任せします。
話数 | サブタイトル | 備考・関連タグなど |
---|---|---|
1 | どれみびっくり!新しいおジャ魔女 | ハナちゃんが急成長&魔女見習い |
2 | ハナちゃん6年生になる! | ハナちゃんが転校生 |
3 | ハナちゃんには負けられない! | ハナちゃんの9級試験(おまけに8級まで合格)&ぽっぷの2級試験 |
4 | MAHO堂がつぶれちゃう!? | |
5 | 素顔のおんぷ | |
6 | 学級文庫の迷コンビ!? | |
7 | 開いて!心のとびら | 1本目のイバラが消滅 |
8 | ばれちゃった!?ハナちゃんのひみつ | 最後の信子回。美空小町の独壇場 |
9 | はづきのキラキラ星 | |
10 | 修学旅行!!班長はツラいよ | |
11 | 奈良!運命の再会 | |
12 | 京都!終わらない夜 | |
13 | むつみの引退宣言! | |
14 | 油断大敵!7級試験 | ハナちゃんの7級試験 |
15 | お母さんのわからずや! | |
16 | 消えない虹の作り方 | 2本目のイバラが消滅 |
17 | ひみつ基地を守れ! | |
18 | 恋の行方はワンワンワン | |
19 | お父さんは素直になれない!? | |
20 | ももこの夢さがし | |
21 | 大好き!オヤジーデ | |
22 | きみたか、行かないで!! | きみたかが北海道へ引っ越す |
23 | 七夕なんてやーめた! | |
24 | 愛よ正義よ!私たちマジョレンジャー! | おジャ魔女戦隊マジョレンジャー回。コマンダーハナ登場 |
25 | 笑顔をくれる?謎のグラス | 3本目のイバラが消滅 |
26 | キャンプとカレーでアッチッチ!? | |
27 | 白いゾウさん、はじめまして! | パオちゃん初登場 |
28 | おばあちゃんズにはかなわない!? | |
29 | はなさないで!つないだ手と手 | |
30 | あやしい影!?魔女界の胸さわぎ | |
31 | パオちゃんはおジャ魔ゾウ!? | パオちゃんが小さくなる |
32 | いい子だって悩んでる | 伊集院さちこ初登場 |
33 | 迷えるおんぷ | |
34 | ババといつまでも | 4本目のイバラが消滅 |
35 | 四級試験はのろろろろ~? | ハナちゃんの4級試験 |
36 | 自転車でどこまでも | |
37 | 全滅!?眠れる魔法使いたち | |
38 | ついに再婚!?あいこの決意 | |
39 | 心をこめて!幸せの白いバラ | 5本目のイバラが消滅 |
40 | どれみと魔女をやめた魔女 | |
41 | ぽっぷが先に魔女になる!? | ぽっぷの1級試験 |
42 | 自分で決める!はづきの道 | |
43 | 1級試験!玉木絶体絶命!! | ハナちゃんの1級試験 |
44 | 急がなきゃ!最後の手がかり | |
45 | 悲しみのイバラよ、消えて! | 最後のイバラが消滅 |
46 | さらば、魔女ガエルの呪い | |
47 | たとえ遠くはなれても | |
48 | あいこのいちばん幸せな日 | |
49 | ずっとずっと、フレンズ | |
50 | さよなら、おジャ魔女 | |
51 | ありがとう!また会う日まで |
漫画版
各シリーズ作同様に講談社『なかよし』にて、たかなししずえによる漫画版が連載された。のちに番外編および続編が作られたアニメ本編とは異なり『なかよし』連載の漫画版としては名実ともに最終シリーズとして位置づけられている。
本作の開始で、これまでやってきたオリジナル展開の余波を、ほぼ回収し原作準拠作として物語を回せるようになる。見かけ上は。
そのため、本シリーズよりハナちゃんの登場が解禁となった。ただし、その一方で当時の『なかよし』編集部が新規(オリジナル・自社持ちによる)看板作品の育成および増強とメディアミックス戦略の縮小という編集方針を打ち出した事により、連載枠が縮小されて1回8ページのミニ連載(てれびくんやテレビマガジンでお馴染みの漫画連載フォーマットに似た形)と化してしまう。
そのために物語の簡略化はさらに進み、また原作準拠とはいえ、それまでの過去シリーズ作で行ってきた漫画版の設定を無視しきる事はできず、そのためにハナちゃんから「どれみたちとの親子関係の設定」が完全オミットされている。(詳細はハナちゃんの項目を参照)
同様に「先々代の女王様と孫たちのすれ違い」などに代表される人間ドラマなども、同じ理由でバッサリとオミットされている。
おまけに話によってはどれみとハナちゃん以外のおジャ魔女が完全に空気と化しているというケースも存在する。
漫画版本編ストーリー原作対応リスト
※原作対応は便宜的なものでありストーリーの調整は成されている
話数 | 対応原作アニメ | 備考 |
---|---|---|
1 | 1話 | ハナちゃん登場 |
2 | 2話 | |
3 | 7話 | ハナちゃんが雑貨グッズを作りまくるオリジナル展開が入る |
4 | 7話 | |
5 | 3話 | |
6 | 26話 | |
7 | 27話 | パオちゃん登場 |
8 | 31話 | |
9 | 30話・44話・45話 | |
10 | 45話・46話・50話 | 漫画版最終回 |
作品の前後
制作上の前後
←も~っと!おジャ魔女どれみ(前作・2001年・第3期)
おジャ魔女どれみドッカ~ン!(本作・2002年・第4期)
おジャ魔女どれみナ・イ・ショ(次作・2004年・第5期)→
作品時系列上の前後
←おジャ魔女どれみナ・イ・ショ(次作・小学5年期)
おジャ魔女どれみドッカ~ン!(本作・小学6年期)
おジャ魔女どれみ16→(次々作・高校1年期)