概要
先代魔王で故人。ラハールの父親で、大魔王と呼ばれるほどの力の持ち主。
故人であるため回想でしか登場しないが、息子のラハールに対して敬語を使い、
エトナや魔王城の部下からは厚く慕われるなど、非常に紳士的で王としての威厳に満ちた人物である。
そのため現在でも魔王城には彼を慕う忠臣達が(ラハールを無視して)いる。
プロポーズに成功した時は地震を起こし、ラハールが生まれた時には喜びのあまり湖を凍らせてしまうなど、ダイナミックな一面もあったらしい。
魔界戦記ディスガイア4では12月15日に配信された「魔界オールスターバトル」では、
全盛期の力を取り戻した彼と戦うことができ、戦った後仲間にすることが可能。
その姿は肖像画に描かれたものとは違い、とても若々しい。
専用技では威厳ある堂々とした立ち居振る舞いを見せてくれる。
そして自分の技に自分の分身を巻き込むというお茶目さも見せてくれる。
ディスガイアD2では彼があまりにも偉大だった為、ラハール政権を認めないクリチェフスコイ派というクリチェフスコイを尊敬する派閥がグロッソ、レーニア、ガルングンを中心に新魔王としてバルバラを擁立して台頭している。
ファミ通文庫の小説版ではヴェスヴィオという名前の弟がいる。
魔王という魔界の統治者としての治世、そして戦闘面における実力はともに優れており、
また基本的に自由奔放である悪魔たちを統率し、死後なお慕われ続けるカリスマ性と、
文字通り名君と呼ぶに相応しい彼であるが、そんな彼がどうして死んでしまったのか。
その死因は「大好物の暗黒饅頭をのどに詰まらせて命を落とす」というもの。
ディスガイア4のHPでは、シリーズ屈指の個性的な死に方をしているキャラクターと紹介される。
小説版では、彼も「一生の不覚」と語っている(ただ、他人事のように言っており、どことなく本当かどうか怪しい)。
アニメ版では、彼がのどに詰まらせた饅頭はマデラスが用意した特別製であったらしく、事実上の暗殺である。
なお、プレイヤーの間では「超魔王バールとの戦いで相打ちになり死んだ」とされることもあるが、正確にはバールとの戦いで「力を使い果たした」としか語られていない。
小説版では、自力で封印を破ったバールが彼に復讐するために魔王城を襲撃するのだが、
ラハールから説明されるまで彼が死んだことを知らなかったため、少なくとも相打ちではなかったと思われる。