「あれれ? なんかゾエさんの犠牲軽くない?」
プロフィール
人物像
ふくよかな身体つきをした青年。
周囲からは「ゾエ(さん)」と呼ばれ親しまれているものの、ランク戦で二宮に追いかけられた際、オペレーターのヒカリちゃんには「なるべく粘って死ね!」、狙撃手のユズルからは「がんばって逃げて」と、ちょくちょくぞんざいな扱いをされている。隊のムードメーカー枠にして潤滑油、そしていじられ枠でもある。
ランク戦の映像記録を滅多に見ない隊長の影浦が二宮隊・玉狛第二(三雲隊)・東隊とのランク戦を前に作戦室で玉狛第二の映像記録を見ていた時は、「やっとやる気になってくれた」と感激していた。
作者曰く「サイドエフェクトを除いた生身の戦闘力ではレイジと並ぶ2トップ」であり、影浦とは8度にわたるタイマン勝負の末にお互いを認め合った仲。
戦闘スタイル
使用トリガーはグレネードランチャー型の銃で、使用する弾は炸裂弾(メテオラ)。
通常の銃トリガーと違って弾が山なりに飛んでいく代わりに飛距離がかなり長く、狙撃手並の射程距離を誇る。
レーダーやオペレーターの指示を頼りに弾をバラまく戦法を取るが、狙いは大雑把。
しかし、破壊力は高く、着弾先の民家一件を吹き飛ばし、周囲の電柱をなぎ倒すほど。
二宮隊の犬飼からは「うざい」と評され(その上、適当炸裂弾と名付けられている)、東からは「地形は関係ない」と警戒されている。
一見すれば味方をも巻き込みかねない危険な無差別攻撃ではあるが、狙撃手のユズルはそもそも乱戦地帯に入ることがなく、影浦は副作用によって合図がなくとも事前に察知することが出来るため、影浦隊の面々に関しては巻き添えを食らうリスクがない、安全な広範囲攻撃でもある。
さらに言えば、影浦が戦っている場所へ撃ち込むことで戦場をかく乱させ、その隙に影浦が敵を狩るといった連携も可能な側面も持つ。
B級ランク戦四日目夜の部では、影浦の指示で彼を含む各隊のアタッカー達が一堂に会しているポイントを爆撃し、拮抗した戦局を動かした。