あれれ? なんかゾエさんの犠牲軽くない?
プロフィール
概要
13巻のB級ランク戦四日目夜の部(第四戦)にて初登場。
ふくよかな身体つきをした愛され大型マスコット。
来馬先輩の影響を受けて菩薩ナイズが進んだ結果らしい。
人物像・活躍
良くも悪くもマイペースな人物が目立つ影浦隊において、「ゾエ(さん)」と呼ばれ親しまれるムードメーカー枠にして潤滑油。
ランク戦の映像記録を滅多に見ない影浦が、作戦室で玉狛第二の記録を見ていた時に、「やっとやる気になってくれた」と感激していた。
ランク戦で二宮に追いかけられた際は、オペレーターのヒカリちゃんには「なるべく粘って死ね!」、狙撃手のユズルからは「がんばって逃げて」と言われるなど、ちょくちょくぞんざいな扱いをされるなど、いじられ枠でもある。
作者曰く、「サイドエフェクトを除いた生身の戦闘力ではレイジと並ぶ2トップ」であり、隊長の影浦とは8度にわたるタイマン勝負の末にお互いを認め合った仲である。
B級ランク戦では、四日目夜の部(第四戦)において三雲隊・二宮隊・東隊と対戦。
開始直後に放ったメテオラは、二宮隊の犬飼からは適当炸裂弾と名付けられた上、「うざい」と評され、東からは「地形は関係ない」攻撃であると警戒されていた。
この攻撃により、二宮に位置を捕捉されてしまい、ある程度時間を稼いだものの、最後には影浦を含む、各隊のアタッカー達が一堂に会しているポイントを爆撃し、拮抗した戦局を動かした直後に緊急脱出した。
戦闘スタイル
使用トリガーはグレネードランチャー型の銃で、使用する弾は炸裂弾(メテオラ)。
通常の銃トリガーと違って弾が山なりに飛んでいく代わりに飛距離がかなり長く、狙撃手並の射程距離を誇る。
レーダーやオペレーターの指示を頼りに弾をバラまく曲射砲撃を得意とするが、狙いは大雑把。
しかし、破壊力は高く、着弾先の民家一件を吹き飛ばし、周囲の電柱をなぎ倒すほど。
一見すれば、味方をも巻き込みかねない危険な無差別攻撃だが、狙撃手のユズルはそもそも乱戦地帯に入ることがなく、影浦は副作用によって合図がなくとも事前に砲撃を察知することが出来る。
つまり、影浦隊に限って言えば、巻き添えを食らうリスクがない安全な広範囲攻撃といえる。
さらに、副作用の効果と性格もあって乱戦を得意とする影浦にとって、戦場をかく乱させるこの攻撃法は連携がとりやすいという利点も持つと考えられる。