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中将の編集履歴

2015-12-22 14:09:35 バージョン

中将

ちゅうじょう

軍隊における階級のひとつ。 将官に区分され、大将の下、少将の上に位置する。英語では、陸軍中将をルーテネント・ジェネラル(lieutenant general)、海軍中将をバイス・アドミラル(vice admiral)と称する。

曖昧さ回避

  • 明治~戦前の日本軍における階級。諸外国の軍における階級の訳語にも用いる(本記事で説明する)。
  • 近衛中将。律令制における左右の近衛府の次官(本記事で説明する)。

近代日本軍における階級

明治維新以来の日本軍における階級。陸軍では主に軍司令官、軍団長等(准将が無い陸軍では師団長)を務める。位階は正四位に相当した。海軍では主に艦隊の司令長官、司令官等を務める。位階は陸軍同様、正四位に相当した。欧米各国の階級を訳すときにもほぼ同様な基準で「中将」の語を用いる。同様に空軍では、主に航空軍司令官等を務める階級を「中将」と訳す。


また、准将を置かずに「上級大将・大将・中将・少将」の将官4階級制を採る軍隊においては「大将」が一般的な中将に相当するとされる(上級大将


少将の上、大将の下の将官であり、将軍あるいは海軍(及びフィクションにおける宇宙軍などでは)提督などとも呼ばれる。

 中将の階級では、陸軍では軍団長、海軍では(フィクションにおける宇宙軍などでも)艦隊司令長官(名称については艦隊司令官とされる場合も多い)をなどを勤める。

 他に総司令部の参謀長クラスも中将ないし大将の階級が多い。


 時代の差異や、フィクションではその物語の設定にもよるが、おおむね1万人以上の将兵の上に立つ役職となることが多い。


律令制における近衛中将

律令制における左右の近衛府の次官。官位相当は従四位下。正三位や従三位の者が在任している場合、三位中将と称された。蔵人頭を兼ねた場合、頭中将と称した。蔵人頭(定員2名)は天皇への上奏を取り次ぎ、勅旨を下すという秘書的な要職であった為、頭中将は将来は大臣となるエリートコースの役職であった。


なお、『源氏物語』に「頭中将」という登場人物がいるが、当然、任じられた官職からきているものであって、彼の氏名を設定したわけではない


主な中将

実在の人物

南雲忠一(日本)

架空の人物

ガデル・タラン(宇宙戦艦ヤマト2199)

シェパード(CoD:MW2)

スモーカー(ONEPIECE)

ダスティ・アッテンボロー(銀河英雄伝説)

ティアンム(機動戦士ガンダム)

フリット・アスノ(機動戦士ガンダムAGE第2部)

ライオネル・モートン銀河英雄伝説

ラルフ・カールセン(銀河英雄伝説)

モンキー・D・ガープ(ONEPIECE)


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