概説
三菱ディグニティは、2000年に三菱自動車から発売された超高級車。兄弟車のプラウディアと共にデボネアの後継モデルに当たる。
2014年時点で初代(S43A型)と二代目(BHGY51型)の二タイプが存在している。
初代S43A型はヒュンダイとの共同開発車で、同社のエクウスとも兄弟に当たる。プラウディアのストレッチリムジン仕様と言える。超高級車としては珍しく前輪駆動である。これが災いした(世界的に最高級車は後輪駆動がほとんど、あとキャデラックの一部モデルもFFを採用)のと、いわゆる「平成不況」による需要不振、そして発売開始直後に発覚した三菱自動車自身のリコール隠し問題などが重なって、生産台数は59台と少なく、2001年までしか販売されなかったためレア度は非常に高い。
秋篠宮家の公用車でもある。
二代目BHGY51型は2012年、日産自動車HGY51型シーマのOEM供給を受けて開発された。こちらもプラウディア(日産Y51型フーガのOEM供給車)のロングボディモデルと言える。
三菱自動車が国内で発売した自動車としては初のハイブリッドカーであることなどの特色がある。