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概要編集

三菱自動車の最高級レンジを担った高級セダン。


それまで生産されていたデボネアの後継車種として2000年に登場。最高級セダンとしては珍しく前輪駆動を採用し、広い室内を売りにしていた。これのリムジン仕様がディグニティである。

初代はデボネア同様に韓国の現代自動車に技術供与され、現代自動車で作られたエクウスは韓国で広く販売された。


しかし本家に当たるプラウディアは競合するセルシオシーマと比べるのも酷なレベルでさっぱり売れず、生産台数はなんと1228台。ストレッチモデルのディグニティに至っては59台という少なさ。不況で自動車そのものの販売が振るわなくなっていたことや三菱自動車の不祥事が次々に発覚して市場の信頼を失っていた時期と重なってしまったこと、デボネアから続く三菱グループ重役用のイメージから抜け出せなかったことから、わずか1年程度の短命に終わった。


その後、2012年に日産からフーガOEMとして名前が復活。ディグニティもシーマのOEMとして復活したが、三菱グループ重役用のイメージから脱却できないまま2016年に販売を終了してしまった。

だが皮肉にもベース車の気性もあり、デボネアVと共に「リアシートにふんぞり返るよりも、自分が運転して楽しい車」になってしまった…。


関連項目編集

秋篠宮-公用車として歴代ディグニティを使用している。

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