台湾に住んでいる人、または台湾に生まれ育った人のことを言う。
概要
もともと台湾島には、人口は小さいがマレー・ポリネシア系の先住民族(台湾原住民)が住んでいて、独自の多様な文化が築かれていた。
オランダの統治期になると、対岸の中国大陸から漢民族の一派である福建省南部の河洛人と、広東省北部の客家人が移住してきた。
更に1894年に起きた日清戦争と、翌年の下関条約によって日本に保護される形で領土に置かれると、日本人も移民として数多く移り住むようになり、インフラ整備や医療施設、嘉義農林学校(現:嘉義大学)などの日本人・漢人系・台湾原住民が共に通うことができる教育機関なども整えられ、日本人と同等の人権と、日本国籍が与えられていた。
そのため、中には日本人を先祖に持つ人もいるとされ、戦後は平地の台湾原住民は大陸から移住した河洛・客家との混血化が進み、中国における河洛・客家とは違った独自の民族となっている。