概要
第22回「超人オリンピック」に際し、イギリスの超人ケビンマスクが打倒・キン肉万太郎の為に体得した必殺技。謎のセコンド・クロエから授かった脱出不可能のクラッチ技。
元々は、ケビンの父でもあるロビンマスクが当時「パロスペシャル」とともに開発した技だが、パロスペシャル以上に難解で、高度なテクニックとともに強力なパワーを要し、開発者である父やその弟子であるウォーズマンには体得できなかった。
ケビンは、クロエの所持していたノートからこの技の存在を知り、同じく彼の与える過酷なトレーニングの末に開眼した「大渦(メールストローム)パワー」により、その技を使用するに値するテクニックとパワーを体得した。
クラッチする体勢がパロスペシャルと裏返しの体勢になっているのが特徴で、名前も“パロ(PALO)”を逆さに読んだものになっている。ちなみに実際のプロレス技であるジャッキー・パロ考案の本家パロスペシャルは、このOLAPの体勢のほうが近い。
そのクラッチは強力で、超人オリンピック準決勝ではイリューヒンの両腕を分断し、決勝戦では万太郎の両肩両腕の骨を破壊した。
余談
Vジャンプ版『キン肉マンII世 ~オール超人大進撃~』では「ORAP」と表記されている。
(ちなみに本家パロスペシャルの考案者の名前の綴りは「PALLO」である。)
関連技として、悪魔の種子編において再生・アシュラマンがコピー技「魔界鳴辣封(まかいオラップ)」を使用している。
アシュラマンの六本腕を活かしたアレンジが加えられており、四本の腕でチキンウイングをかけることでクラッチを強化しつつ、残りの腕で相手の頭を押さえ付け、その体勢のまま場外へと飛び出し壁に激突させるという荒々しい追加攻撃が付与された。