概要
「蓬莱学園」とは、株式会社遊演体により1990年に行われたプレイバイゲーム:PBM『蓬莱学園の冒険!!』を初出とするゲーム(TRPG)・小説等のシリーズの舞台となる、架空の高等学校である。
正字体では「蓬萊学園」となる。
解説
東京から南方約1,800kmの太平洋(厳密にはフィリピン海)上に浮かぶ孤島・宇津帆島に所在する私立の全寮制高等学校。生徒総数は約10万人とされる。
生徒会以下各委員会・部活動により校内の行政・経済、果ては軍事(学防)や外交までもほぼ完全に自主的に賄われている。いわゆる「巨大学園」モノの典型例である。
(というよりもむしろ小さな国の国民だよ、これ)
『本学園の経歴』
この学園は1990年有限会社遊演体(後に株式会社化)により、『蓬萊学園の冒険!!』の舞台として発表された。
ちなみにこのゲームはPBMとしては日本では2番目に行われ、PBMの名前を知れ渡らせたといわれている。
このとき話の内容を南総里見八犬伝(八犬伝)や 封神演義 からネタにしているとされている。
また、このPBMは好評であったため、当時遊演体に所属していた柳川房彦によりTRPG『蓬莱学園の冒険!!』として発売された。
このルールブックはボックス型であり、PBM終了後のこの学園で活動していくというものであった。
それと同時に新城十馬(柳川房彦の別名義)により小説が執筆された。これらの小説は1996年までに富士見ファンタジア文庫より4種6巻が発行された。
さらには、1994年には再度PBMを行う(『蓬莱学園の休日』、ただし期間は6ヶ月)。また、この年から富士見ファンタジア文庫よりアンソロジーが発行された。これらは4種発行された。
また、この間に各種解説書籍が発売された。
さらには1995年、賀東招二によりMAGIUSルールにてTRPG『蓬莱学園RPG―蓬莱83分署』が発表された。
このルールは「公安委員となって不思議な出来事に対応していく」というものである。
さらには1996年にはスーパーファミコン対応のゲーム(蓬莱学園の冒険!転校生スクランブル)が発売された。
メガCD版では、BEEP!メガドライブでゲーム中のアイデアをBEメガの読者等に募集させてもらい、CD-ROMの大容量を活用し、ビジュアルシーンも活用したRPGゲームとして開発・発売予定だったが、諸事情により発売中止となった。
外部リンク
[[蓬莱学園 - Wikipedia>https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E8%93%AC%E8%8E%B1%E5%AD%A6%E5%9C%92
]]
現在『蓬萊学園』シリーズの基礎となった『蓬萊学園の冒険!!』各種資料が「マンガ図書館Z」にて無料公開されている。
『蓬萊学園の冒険!!』
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「システムブック」
「シナリオブック」
「チャート一覧」
「蓬莱タイムズ」
*関連タグ
魔法先生ネギま!(作者、赤松健が元ネタの一つとしているとメディア上で明言)
フルメタル・パニック!(関係者が執筆)