福井鉄道
ふくいてつどう
福井鉄道(ふくいてつどう)は、福井県の鉄道・バスを運営する会社。通称「福鉄(ふくてつ)」。元々は大正時代に、鯖江市にあった日本陸軍第三六歩兵連隊を輸送する目的で敷設された鉄道路線を運営する会社であった。
鉄道
路線
福井鉄道(福鉄電車)の路線は現在、福武線(ふくぶせん)の1路線のみである。
福武線は、越前市の越前武生駅を起点、福井市の田原町駅を終点とする、越前市~鯖江市~福井市の21.4kmの路線である。福井市の赤十字前駅から北は軌道区間となっており、福井市内は路面電車として運行される。福武線には大型・小型の車両が存在するが、特に乗り換え等はなく、大型の車両であってもそのまま軌道区間に乗り入れする。
福井駅前駅~市役所前駅の間は本線から分岐した支線のような形になっており、一部列車を除いて越前武生⇔市役所前⇔福井駅前⇔市役所前⇔田原町という風に、スイッチバックを2回行う形で運行される。
2016年3月27日から、田原町駅で接続しているえちぜん鉄道との相互直通運転を行う。乗り入れ区間は三国芦原線の鷲塚針原駅まで。
車両
現在、福武線を運行する車両として、大型車両(200形・600形・610形)と小型車両(770形・800形・880形・F1000形・F10形)がある。福井鉄道発注の車両は少なく、多くは資本関係のあった名古屋鉄道(名鉄)などから車両を譲り受けていた。大型車両については、F1000形により置き換えられる見込み。
その他
2010年1~3月に某携帯電話会社のCMに、福武線の北府(きたご)駅(撮影当時は西武生(にしたけふ)駅)と200形電車(201号)が使用され、話題となった。この縁あって、同年4月12日付けで、「お父さん犬」が名誉駅長に就任、携帯電話会社よりぬいぐるみが寄贈された。
バス
福井県内の路線バス、および大阪・名古屋・東京方面の高速バスを運行している。また、観光バスも運行している。