立ち向かう子供たちの話。
「少年少女は無我夢中。さぁ、ここから延長戦」
『繋いだ手の温度が、夜に震えるその前に
もう一度、合図を鳴らそう。ここからが僕たちの延長戦だ』
概要
目に物見せる話。
カゲロウプロジェクトのオープニングテーマとなる楽曲。これまでに公開されたカゲロウプロジェクト楽曲を彷彿とさせる歌詞やメロディーが散りばめられている。
PVはお馴染みしづ氏。
氏の制作したこれまでのPVとは違い、アニメーションの技術が使われており、しづ氏のイラストレーターとしての進化が感じられる。
PVにはこれまでのカゲロウプロジェクトキャラクター全員が登場しているほか、本曲で初登場するキャラも数人見られる。
しづ氏曰く、PVの内容はアニメのノリを意識したものとなっている。(詳細はこちら)よって、PVの内容は鵜呑みにしない方がよいと思われる。
その注目度から投稿後わずか20分で1万再生を記録、さらに投稿から18時間ほどでVOCALOID殿堂入り(10万再生)を達成した。
2012年8月15日、この曲を収録したシングルCDが発売された。
そして、じん氏2ndアルバム「メカクシティレコーズ」にリニューアルバージョンで収録。
4月のVOCALOID歌謡祭では1位となった。
歌詞
白いイヤホンを耳にあて
少しニヤッとして合図する
染み込んだこの温度が
ドアをノックした瞬間に
溢れそうになるよ 「まだ視えない?」
目を凝らして臨む
争奪戦
あの日躊躇した
脳裏から
「今だ、取り戻せ」と
コードが鳴り出しそう
愛しくて、
辛くて、世界を嫌ったヒトの
酷く理不尽な「構成」
肯定していちゃ未来は生み出せない
少年少女前を向く
暮れる炎天さえ希望論だって
「ツレモドセ」 「ツレモドセ」
三日月が赤く燃え上がる
さぁさぁ、コードを0で刻め
想像力の外側の世界へ
オーバーな空想戦線へ
「お先にどうぞ」って舌を出す 余裕ぶった無邪気な目
「ほら出番だ」パスワードで 目を覚ましたじゃじゃ馬は止まらない
もう夜が深くなる
「オコサマ」なら燃える延長戦
逆境ぐあいがクールだろ?
寝れないねまだまだ
ほら早く!早く!!
イン・テンポで 視線を合わせて ハイタッチで ビートが鳴り出せば
考えてちゃ遅いでしょう?
ほらノっかってこうぜ
ワンコードで 視線を合わせて ぶっ飛んだ グルーヴが渦巻けば
冗談じゃない
見えるはず
そのハイエンドの
風景の隙間に
さぁどうだい、 この暑さも すれ違いそうだった 価値観も
「悪くないかな」
目を開き、 手を取り 合ったら
案外チープな言葉も
「合い言葉だ」って言い合える。
少しだけ前を向ける
少年少女、前を向く
揺れる炎天すら希望論だって
思い出し、口に出す
不可思議な出会いと別れを
「ねぇねぇ、突飛な世界のこと 散々だって笑い飛ばせたんだ」
合図が終わる
少年少女前を向け
眩む炎天すら希望論だって
「ツカミトレ」 「ツカミトレ」と
太陽が赤く燃え上がる
さぁさぁ、コールだ。最後にしよう
最善策はその目を見開いた
オーバーな妄想戦線
感情性のメビウスの先へ
登場キャラクター
PVに登場するキャラクター達は上記したように、「カゲロウプロジェクトの銘打って発表された楽曲・メディアミックスに登場するキャラクター」+「チルドレンレコードにて初登場の新キャラクター」に分類される。
当時専用曲がなかったカノとセト、シオンは勿論のこと(セトとシオンは想像フォレストでの存在感が非常に大きかったが)、ニコニコ動画には投稿されず「メカクシティデイズ」のみに収録された曲の登場人物も登場する。
(「透明アンサー」の如月シンタローとアヤノ。「デッドアンドシーク」のケンジロウ。「シニガミレコード」のアザミなど)
また後の最終話アウターサイエンスを匂わせる描写もある。
- 赤い三日月マリー
「想像フォレスト」や「如月アテンション」、「小説版」にて登場したマリーは人見知りが激しく、おどおどとした行動をし、心を開いているのはセトなどのメカクシ団員だけという性格だった。
だが、今回のPVに登場したマリーは目つきがガラリと変わり、普段のマリーからは想像できない赤く、冷徹な眼差しをしていた。
メデューサ一家の悲しき宿命と『目が冴える蛇』の策謀に立ち向かう怒りと決意を匂わせている。
たった数秒程度しか登場していないが、当時からイラストが投稿されるほど人気を博していた。
ファンからは「黒コノハ」や「クロハ」との愛称が存在する。
しづ氏がtwitter内で公開した公式イラストでは瞳の色が黄色であった。
後姿しか確認できないが、髪や服などコノハでは白かった部分が全て黒く変化している。
少し見えた横顔は口元が怪しく笑っており、これからの物語に何か重要なキーになる可能性を匂わせていた。
実際、漫画版のアナザーストーリー、ロスタイムメモリー及びアウターサイエンスではメカクシ団最大の敵として成り果てる描写もあった。
まさにラスボス的なポジションとしての登場と言える。
余談
チルドレンレコードには、「子供たち(=Children)の記録(=Recode)」と「子供たちが再び(=Re)理不尽に立ち向かう作戦(=Code)」という二つの意味をもち、この曲には「もし大人や社会に理不尽な目に遭わされたなら現状を受け入れてはいけない。納得できないなら立ち向かえ!」というメッセージが込められている。
動画
ニコニコ動画はこちら
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