CV:内田雄馬
人物像
ギャラルホルン火星支部に所属するモビルスーツパイロット。階級は三尉。
配属されて日が浅い新米パイロットであり、義理堅く一途な男。若さから来る真面目さと正義感の強さを持ち合わせ、非戦闘員への攻撃などに対して抵抗を持つが、一方でその一途さや若さ故に広い視野で物事を見る事を苦手とする。
父親は地球出身のギャラルホルン士官だったが、母親が火星出身者だった事から地球出身者の士官達に差別的な応対を受ける。新兵時代もその出自から疎まれていたが、そんな中でクランク・ゼントとの出逢いが自分を取り戻す切っ掛けとなったと語る。
オーリス・ステンジャが指揮を執るCGS襲撃作戦に於いて初陣を果たすが、そこで三日月・オーガスの駆るガンダム・バルバトスと交戦し負傷。更に襲撃作戦後に単独で出撃したクランク・ゼントの戦死を知る。
クランクが最後の出撃に向かう前に彼の胸中を聞かされており、クランクの行動を否定し、更に彼の乗機であったグレイズを鹵獲・運用する鉄華団に対して強い憎悪を向ける。
また、初陣・火星低軌道での作戦行動中に次々と上官を喪っており、クランクの無念を晴らす為、そして自身の不名誉を雪ぐ為に鉄華団追撃部隊に志願。ガエリオ・ボードウィンの部下として彼のシュヴァルベ・グレイズを新たな乗機として行動を共にするが、地球軌道に於ける戦闘でガエリオを庇い、瀕死の重傷を負う。
彼の回復を願い奔走するガエリオの努力も虚しく損傷した臓器の機能を機械で補わなければ生きていけない身体となるが、マクギリス・ファリドの説得を受けたガエリオの決断によって阿頼耶識システムを施術され、戦線に復帰。しかし、モビルスーツの中枢部品そのものと化した彼の姿は最早人間と呼べるかどうか怪しいものであった。