曲名
流れたら勝つと公式が認めるほどの処刑用BGM(ただし、作中一度だけこれが流れているうちに勝負がつかないことはあった)。
「約束された勝利の剣」と並ぶ人気を誇り、stay night以外でも多くのアレンジ楽曲が存在するほど。
とある固有結界の展開には欠かせない楽曲。
なお、エミヤと銘打ってはいるが別段、衛宮士郎および衛宮姓の人物が活躍するときのみ流れるというわけではない。言うならば、衛宮一家専用BGMと言ったところである。
また、主人公である士郎にとっては勝利確定BGMだが、ある人物には負けフラグとなる。
アレンジ一覧
エミヤ | 原曲 |
---|---|
エミヤ#2 | Fate/hollow ataraxia |
エミヤ#0 | Fate/Another Score -Super Remix Tracks-収録 |
エミヤ -Kenji Kawai ver.- | DEEN版TVアニメ |
エミヤ -Kenji Kawai ver.2- | 劇場版UBW |
Emiya | Fate/unlimited codes |
エミヤ -Time alter- | ドラマCD版Fate/Zero |
エミヤ(2012) | Vita版Fate/stay night |
EMIYA #LEGACY | 同上 |
The Hero Who Nobody Knows | Fate/EXTRA |
少女進化! | プリズマ☆イリヤ |
エミヤ_UBW Extended | ufotable版TVアニメUBW |
さすがに公式も飽きてきたのか、それとも番外編ならではのお遊びか、2014年発売のPS Vita版Fate/hollow ataraxiaのおまけゲーム「カプセルさーばんと」ではこの曲のアレンジが対戦に負けると流れる「敗北BGM」として使われていた。
キャラクター
以下、『Fate/stay night』の第2ルート『Unlimited Blade Works』における重大なネタバレを含みます
『Fate/stay night』に登場するアーチャーの真名。
正式名称は「英霊エミヤ」で、ある未来において正義の味方を目指した衛宮士郎が辿り着いた成れの果て。
世界の意思との契約で英雄としての力を手に入れ、数多くの人間を救ったが、裏切りを恐れる人々に殺され生涯を終えたという。
彼はその結末自体には後悔など無かったのだが、その後霊長の守護者として数え切れないほど「世界を滅ぼそうとする人間達」を虐殺することになり、その中でかつての理想に絶望し、精神を磨耗していく。
そうしていつしか、「自分の手で過去の自身を殺すことでタイムパラドックスを起し、自分の存在を消そう」と考えるようになる。
なお、公式曰く例えこの方法を成功させても実現率はかなり低いとの事。本人もその事を自覚し、ただの八つ当たりだと判っていながらもUBWルートで実行に移すことになる。
この事実を示すヒントはFeteルートの時点から既にいくつか明に暗に提示されているが、判りやすい例は遠坂凛が持つ「父の形見のペンダント」の存在だろう。
このペンダントはプロローグで士郎を蘇生させた折に落としていたが、その後アーチャーが拾ったと言い凛に返却している。
ところが、意識を取り戻した士郎もまたこのペンダントを拾い、自宅に保管していた。
唯一無二のはずの物が二つ存在するというこの矛盾は、アーチャーが未来から来た英霊である証拠であり、本人曰く「士郎は恩人の落とし物であるこのペンダントを生涯持ち続けた」とのことである。
ちなみに「プロローグで記憶喪失だと言ってたのにいつの間に記憶が?」と思う人もいるかもしれないが、実はマスターである遠坂凛の名前を聞いた時点で殆どの記憶を取り戻していた。
なお、英霊エミヤはあくまで「衛宮士郎が辿りうる可能性の一つ」であって、確定された未来ではない。一方で、英霊の座はあらゆる時間軸から登録されるため、「衛宮士郎が英霊エミヤとならない世界」であっても彼を召喚することは可能である。
余談だが、士郎にとっては勝利確定BGMの「エミヤ」だが、アーチャーにとっては負けフラグである。なおFate/EXTRAで普通に勝利できているのは「真名も曲名も違うからセーフ」という解釈がファンの間では一般的。まああちらはRPGなので仕方がないとも言える。
テンションの上がり方が半端ではないので野球の出囃子やプロレスラーの入場テーマ曲として最適なのだが、「必ず最良の結果を出す事を義務付けられる」曲でもあるため使用者は未だに存在しない。
また、とある平行世界では衛宮士郎と最も近しい人物が『エミヤ』を代行している。